Pentax AD 8x36を買ってみた。【ペンタックス、8倍36mm、ダハ型】
リコー・ペンタックスの経営がかんばしくないと聞いたので、応援を兼ねてペンタックス AD 8x36を買ってみました。
自宅で色々と見比べたのですがいい感じですね!
見え味はまさに一万円台ダハ機という感じ。
良い点は隅の方まではっきりしていること。
そして面白いことに、ゴーストがほぼありません。
その分フレアが普通くらいにでる感じです。
特徴はやはり36mmのレンズ。
32mmよりも明るさが得られます。
その分、42mmダハと重さもサイズも同じくらい。……というか同じ。
むしろ大きいまでありますね……。
(←Pentax AD 8x36 WP と Enkeeo 10x42 FMC→)
やっぱり普通の42mmよりも大きかったです。
そんな大きさが嫌われたのか、安いです。
店頭で見比べている分には、1万円台ダハ機のエースであるKowa SV32-8とあまり変わらない見え方だと思うのですが、コンパクトじゃないという時点で敬遠されるのかもですね。まあ、たしかに大きいですし。
とは言え、ベランダ派なら、この大きさや重さは気にならないと思います。
一万円台で8倍の30mmから40mmのダハを探している方は候補に入れてみてください。他と似たような見え味でも、安さで勝っていると思いますので。
KENKO プロフィールド 7x32を買ってみた。【7倍32mm、ポロ型】
Kenko プロフィールド 7x32を買ってみました。
これ……無茶苦茶良くないですか?
横に置いて見比べてますが、フルマルチコート機のKowa YF30-8よりも少しだけ見え味が良い気がします。いえ……見え味が良いというかは、周辺も含めた全体に透明感と明るさがある感じなのかもですが。あと、Kowa YF30-8にある映り込みもないですね。
明るさで勝っているのはわかります。プロフィールド 7x32の方が倍率が低く、レンズ径が大きいのですから。
でも、見え味の良さは驚異的です。
非球面レンズの効果が凄いということなのでしょうか。ダハ型でこの像を出そうと思えば二万円前後かそれ以上になるんじゃないかと思えるくらいにスッキリした像が見えます。
細かい部分でのスペックの良さが憎いです。
広角で、1000m先視界が148mもあります。
地味に三脚取付が可能。
なおかつ、像の歪みがほとんどありません。糸巻き? 樽状? どっちなの……? と思うくらい周辺に寄せても像の線が乱れません。
色収差も少なく、くっきりした線と色が目に入ってきます。
ただし夜は若干弱く、フレアもそれなりで、小さなゴーストがうようよします。
ちなみに色は寒色系。透明感があるというのは、この色味も関係しているのかもですね。
(プロフィールドの見口撮影。BK7らしく周辺が四角になる)
驚きなのは、これがBK7であり、マルチコートなこと。
BAK4でもなく、フルマルチでもなくこの見え味。
今までの双眼鏡観を横から殴られた感じです。
BK7とマルチコートでこんなに良い双眼鏡になるんですね……。
これ無茶苦茶超コスパが良い機種だと思います。
価格帯的にもライバルとなるKowa YF30-8が買っているのは軽さと防水であること……でしょうか。見え味や画質はプロフィールドのほうが少しだけですが上だと思いますし。
同じケンコー社のマルチコート機、ウルトラビュー 8x30 SP(生産終了)とは比較になりません。ウルトラビュー 8x30 SPは黄色の着色と微妙な暗さがあるのですが、プロフィールド 7x32は透き通った感じがします。ウルトラビューの方はBAK4だというのに。やはり、非球面レンズの有無が凄い性能差を生んでいるんだと思います。あと、ここ数年でコーティングの技術があがったとかなのかもですね。
弱点は非防水であること。
でも非防水のお陰でこの価格でこの見え味が手に入れらるのですから、文句はいいません。
惜しいのはゴム見口であること。
今の時代ゴム見口というのもどうやねんと思わなくもないですが、だからこそいい味を出しているという評価もできるかもですね。
◯ カスタマーレビュー(Kenko プロフィールド 7x32)
今、6000円台。
Pentax 8x21 UPや、Pentax 8x25 UPが6000円前後で売られていることを考えると、似た価格でこれが手に入るのは、超コスパなんじゃないでしょうか。
もちろん、PentaxのUPシリーズは携帯性に優れるので一概には言えませんが、見え味優先の鳥見やベランダ派には、このプロフィールド 7x32を強く推したいです。
とはいえ、防水の有無は結構大きいので、初めて購入される方は、Kowa YFシリーズも覗いてみてください。
大絶賛してしまった感じですが、10000円を大きく割った価格でこれは凄いですよ!
見え味を優先したい鳥見やベランダ派は是非選択肢に入れてください。
月見をしたい人のための双眼鏡
一般的に、天体観測の双眼鏡は7x50か10x50が推奨されてきました。
もちろん、星を見たい場合は大きいレンズ径は重要です。
小さくて暗い星を見るためには、集光力が必要ですし。
ですが、月を見るためにはレンズの大きさはそこまで必須ではありません。
ぶっちゃけた話、倍率が同じで光学性能があまり変わりないなら、21mmでも42mmでもそこまで見え方は変わりません。Pentax 8x21 UCF RとVixen アスコット ZR 8x42は三倍以上の価格差がありますが、月見限定で話をするなら、そこまで月の美しさが変わるわけではありません。
というのも、月は元から明るいため、集光力は低くてもかまわないんです。
それよりも見え味により差が出てきます。
家にある8倍の双眼鏡で比べると、こんな感じです。
X 1000円級の8倍双眼鏡 : クレーターが確認しづらい。
△ 5000円級の8倍双眼鏡 : クレーターが確認できる。
◯ 10000円級の8倍双眼鏡 : クレーターがはっきり確認できる。
◎ 30000円級の8倍双眼鏡 : 透明感があり、色も形も美しい。
見え方が少しかわるだけで、価格は跳ね上がります。
それよりも、倍率の差を挙げるほうが効率が良いです。
16倍の双眼鏡なら、8倍のものよりも倍大きく見えます。
月見においては、倍率が高いほうがオススメです。
ただし、まともに見える双眼鏡はちゃんとしたメーカーの20倍くらいまで。
100倍の双眼鏡があっても絶対に買わないでください。
倍率での大体のイメージを挙げると……。
6倍双眼鏡 : 小さな月。クレーターは確認できなくもない。
8倍双眼鏡 : 双眼鏡の基本倍率。クレーターが確認できる。
10倍双眼鏡 : 迫力アップ。
12倍双眼鏡 : 迫力さらにアップ!
16倍双眼鏡 : ド迫力!
という感じです。
ただし、10倍、12倍、16倍は手ブレします。
そこで、三脚(一脚)が使えるか否かが重要になってくるわけで……。
月見をより楽しむなら、三脚が使えるものをオススメします。
(予算がないなら一脚でも大丈夫です)
とは言え、双眼鏡は手持ちでダラダラ見れるのもメリットの一つ。
そこで以下、「手持ち派」と「三脚派」に分けてオススメを書いていきます。
■ 手持ち派のためのオススメ双眼鏡(月見用)
◇ Pentax 8x21 UCF R(通称タンクロー)
三脚なんかイラネ、という方にオススメしたいです。
バードウォッチングやコンサートの入門機として有名。
鳥見もしたいなあ……と思っている人で、五千円以下の予算で迷ったら選んで欲しい定番機。お気軽な月見なら充分できる。(星見も可能だが、見える星の数はあまり増えない)
◇ Kenko New Mirage 10x50
手持ちでもいけるギリギリの倍率。
しかも50mmのレンズがあるので、星見もいける。
双眼鏡のスペックから大体の性能が推測できる人だと、BK7プリズムとモノコートが気になるかもしれないが、周辺部の像が悪いだけで、結構いける。
手持ちが飽きたら三脚にとりつけることもできる。
(星見のために7x50を買うのもありだが、7倍よりは10倍の方が月見は楽しい)
◇ Kowa YF30-8
バードウォッチング入門機の定番。
フルマルチコートの防水付き。
三脚が無理なこと以外は素晴らしすぎるスペック。
一万円までの予算の人で、将来三脚に取り付ける予定がない人はYF30-8を選ぶのがベスト。
◇ Kowa BD42-8XD
先に紹介したKowa YF30-8から一気にお高くなるが、YF30-8から明確に綺麗に月が見えるものとなると、手持ちではこの機種になる。(逆に言えば、YF30-8のコストパフォーマンスが良すぎる)
画面に透明感があり、突き抜けているように綺麗。
月は美しく、陰影もはっきりしている。星見も充分。三脚も可。
明確にこれ以上となると、ポロ型最上級や十万超えのダハになる。
■ 三脚派のためのオススメ双眼鏡(月見用)
◇ Kenko New Mirage 16x50
月見において、倍率高いは正義。三脚が使えるのも正義。
そこで、一万円以下で買う場合のベストがこちら。Kenko New Mirage 16x50。
BK7プリズムのモノコートだが、普通によく見える。
なお、セレストロン 15x70も一万円以下で購入できるが、色収差が気になって見送った。セレストロン 15x70も天体観測の定番機なので、興味のある方は。
◇ その他の高倍率機
今所有している中で、もっとも高価な高倍率機はYukon Furutus 16x50です。
ここで紹介してもいいのですが、すでに販売終了しているらしく、製品紹介を見ることができません。
また良いスペックを持つ定番機を紹介しても良いのですが、過去に見た記憶で語るのもなんですので紹介は控えさせていただきます。
お店で覗いたり、他サイトのレビューをご覧ください。
■ 格安派のための一脚+自由雲台+双眼鏡アダプタ
私も使っているのですが、予算を抑えたい場合は一脚+自由雲台+双眼鏡アダプタで良いと思います。
と言うか……。三脚でアダプタや自由雲台をプラスして、自分の身長よりも高くなる商品って、お高いのですよ……。少し高い位置の星見でも、双眼鏡の角度を上げなければならないので、見口が下になります。その為、自分よりも背の高い三脚(あるいは一脚)が必要になってきます。
その点、一脚は安いものでも全高が170cmあったりしますし。
私の場合、一脚のセットは──、
一脚は、amazon ベーシック 一脚。
自由雲台は、HAKUBA 自由雲台 BH-1。(ただし重い双眼鏡が耐えられるかは不明)
双眼鏡アダプタは、Kenko 双眼鏡アクセサリー 三脚取付ホルダー KTH-001。
──を使っています。これでトータル四千円くらい。
おそらくこの三つがあれば、星見が楽になると思いますので。(なお三脚じゃないので、本当にある程度手ブレがゆるくだけです。むしろ楽になるのは星見ではなく鳥見で、横揺れだけになる分、かなり見やすくなります。星見でも、ほぼ横に見れる位置にある月は、かなり見やすくなると思います)
■ その他あれこれ
・双眼鏡で見る場合、満月よりも半月や三日月の方が面白い。(満月だとクレーターの凹凸が現れないため)
・満月だと明るすぎてフレアがきつく、性能が悪い双眼鏡だと画面が白む。
・三日月から半月くらいだと、フレアも少なく、クレーターを楽しめる。
・三脚が高いなら一脚を。千円台の一脚でも結構安定する。
・三脚(一脚)につけるには、アダプタが必要。1000円から2000円くらい。
以上、参考になれば幸いです。
Nikon社の双眼鏡のおすすめを挙げてみる。【100周年】
ペンタックスに続いてお前もかっ!
せっかく今年100周年なのにニコンの業績が微妙っぽいと聞きました。
応援のためにニコンが出しているオススメの双眼鏡を挙げてみます。
ちなみに私が持っているのは、Nikon E2 8x30です。
あと、Nikon 遊 4x10DかNikon ミクロン 6x15はいつか買っちゃうかもしれません。お店で覗いている分には凄く良いですし。
というわけで、Nikonのオススメ双眼鏡です。
◇ Nikon E2 8x30
日本を代表するニコンの名機。
いや、世界のポロ型を代表する名機と言ってもいいのかもしれない。
中心部の見え味は欧州御三家のハイエンド級と言われ、しかも広角。なのに四万円台で買えるこの機種はコストパフォーマンスが良すぎる。
知人と一緒に双眼鏡コーナーに寄るようなことがあれば、必ず見せる機種。
見せたときには必ず見え味に驚いてくれるが、値段にも驚かれる。日本製。
◇ Nikon モナーク 7 8x30
鳥見の超定番機。
コンパクトなボディの中に、ハイレベルな光学性能が詰め込まれている。
名機E2と比較して尚、こちらの方がバランスが良いと言う人もいるほど。
実際、凄く軽いのに見え味はスッキリ。バーダーに超オススメの一台。
◇ Nikon 遊 4x10
観劇などの用途に使える携帯機。
薄く、小さく、かさばらない。
なのに見え味はクリア。ニコンらしい上品な出来。
◇ Nikon ミクロン 6x15
同じく小型携帯機の逸品。
大正時代に販売されていたものの復刻品。
見え味はよく、小型機としてかなりの性能。
ベランダ派のための双眼鏡【自宅派、自分の部屋派】
双眼鏡は部屋のベランダが中心って人、結構多いと思うんですよ!
実際私がそうですし。
ですが多くの双眼鏡の記事は、鳥見と星見の二大需要にだけターゲットを絞り、「鳥のたくさんいる場所まで歩く」ことや、「光害のない地域にまで行く」ことを前提にして書かれています。
そこで、今回はあえてベランダ派にしぼったオススメを選んでみました。
参考になれば幸いです。
■ 厳選! ベランダ派のための双眼鏡(手持ち編)
手持ちを考えているベランダ派の場合、この二つがオススメです。
◇ 【入門機】 Kenko プロフィールド 7x32
◇ 【高級機】 Kowa BD42-8XD Prominar
まず最初のオススメはKenko プロフィールド 7x32です。
最近買った双眼鏡なのですが、正直コスパが良すぎます。
まず見え味がダントツ。BK7にマルチコートと、スペックを聞いただけでは大したことないのに、覗いてみると1万円台から2万円台のダハを凌駕します。(ポロ型同価格帯のライバル機、Kowa YF30-8よりも見え味が良いのです)
明確にプロフィールド以上の見え味となると、一気に価格帯が飛んで、もう一つのオススメ機種であるKowa BD42-8XDクラスにするか、ポロ型30mmの最高峰、Nikon E2 8x30を手に取るしかありません。それくらいコスパ抜群の機種。
そしてKowa BD42-8XD。
コーワの主力機たるProminarの呼称がついているだけはあり、とても素晴らしい双眼鏡です。
端の方まで明るくクッキリ見え味の良い視界が広がります。
何より素敵なのは透明感。双眼鏡は実際の目で見るよりも綺麗に見えると言われるときがありますが、それを体験できた逸品でした。購入して最初覗き込んだとき、景色のあまりの綺麗さにびっくりしましたもの。
鳥も月も星も町並みも、透き通った空気の中で見ているような気持ちにしてくれます。
これ以上のものをとなると、ハイエンド機に手を出さなくてはならない……というか、実際ハイエンド機くらいしかライバルはいないんですけどね……。
オススメです。
以上の二つ──。
ベランダ派でしたら、予算にあわせてどちらかにするのが一番コスパが高いと思います。
…………が!
予算や好みなどで、上記二機種だけだと若干合わない人もいるかと思います。
そこで、いくつか補足的な紹介をさせていただきます。
■ 「ベランダでも軽いのが欲しいんだよ!」派
◇ 【定番機】 Pentax 8x21 UCF R
軽いのがほしいとなればこれ。
Pentax 8x21 UCF R。
防水はありませんが、部屋のベランダなら、濡れることもありません。
この価格なのに非球面レンズを採用しており、隅々までクリアな景色を見せてくれます。発売から長い間定番機として君臨してきただけはあるという感じ。
ただし、星見がしたい方はもう少しレンズ径が大きいものをおすすめします。
■ 「星が見たいんだよ!」派
◇ 【手持ち派】 Kenko New Mirage 10x50
◇ 【三脚使用派】 Kenko New Mirage 16x50
星が見たい方は入門としてKenko New Mirage 10x50か16x50がオススメです。
ガラスはBK7ですが見え味は充分。
周辺部は微妙ですが、中心部は一万円前後のダハよりも鋭くクリアです。
コスト削減のために削ったであろうボディの質が、だからこその軽さを生んでいて扱いやすいです。
16x50は三脚……というかは一脚を前提にしてください。この記事の最後の方のおまけで書く予定ですが、三脚の場合、相当大きなベランダでないと脚を広げる充分なスペースが確保できませんので。
■ 「素晴らしい見え味を!」派。
◇ 【最高級】 Nikon E2 8x30
お金を出してもいいから綺麗な見え味を……ということでしたら、Nikon E2 8x30がオススメです。日本を代表する名機……というか、世界を代表する名機と言っても過言ではありません。四万円という手を伸ばせば買える価格なのに、中心部の見え味はハイエンドクラス──十数万から二十万オーバーの双眼鏡たちと変わらないと言われています。(ただしNikon E2 8x30に防水はありません。アイレリーフも短く、若干特殊な機種ですので、きちんとスペックを調べた上でご購入ください)
■ 「景色が見たいんだけど」派。
◇ 【入門機】 サイトロン safari 5x20
この双眼鏡は良いですよ!
扱いやすいですし、視界は広いですし、奥行きもあります。
覗きやすいですし、明るいですし、なにより見え味がクリアです。
入門機と書いてはいますが、八倍や十倍機を使い倒したあとの方が、この双眼鏡の良さはわかりやすいと思います。
■ おまけ : 三脚を使ってみたい人向け & 筋力に自信がない人向け
三脚あると楽ですよー。
自分で双眼鏡をもたなくても良いんですもの。
おかげで重たい双眼鏡をらくらく使えます。(ただし……三脚の推奨荷重に注意しておいてください。支えられる限度があります)
ですが……。
ベランダ派のみなさん、三脚はダメです。
とても大きなベランダを持っていない限りは一脚にしましょう。
狭いベランダだと、そもそも三脚の脚が広がらない可能性がありますので。
私が実際に使っている一脚の組み合わせは──。
【一脚】 Amazon ベーシック 一脚
【自由雲台】 HAKUBA 自由雲台
【アダプタ】 KENKO 双眼鏡アクセサリー
です。
これで4000円くらい。
ここに双眼鏡をくっつけるとこんな感じに。
(上から、双眼鏡、三脚アダプタ、自由雲台、一脚)
アダプタは汎用性があると思うのですが、基本的にはその双眼鏡の正規品を使うのが無難です。
自由雲台ですが、鳥見なら大丈夫な場合も
すごく背が高い人が天体観測をする場合、一脚の下に何かを置くなどしてゲタを履かせれば覗き込みやすくなります。
アクアリウムにいるペットを眺めるのにおすすめしたい双眼鏡
ペットを眺めるのに双眼鏡……?
と驚かれるかもしれませんが、これが凄くいい感じなのですよ!
ある特別な双眼鏡を使えば、小さくて綺麗な魚たちや可愛いカエルがド迫力に。
もちろん、爬虫類や鳥類、小型哺乳類を眺めるのも最高です。
どんな双眼鏡でもいいというものではありません。
アクアリウムを覗くためには、最短合焦距離が短い双眼鏡が必要になります。(最短合焦距離とは、どれくらい近いところからピントが合うかの数値です)
当然、見え味の良さも必要です。
となると、やはりこの双眼鏡しかありません!
◇ Pentax Papilio II 6.5x21 : 色々なジャンルの趣味人が持っている双眼鏡。双眼鏡の中ではダントツに短い50cmという最短合焦距離を誇る。その為、実体顕微鏡のような使い方も可能。ペットを眺めるだけでなく、博物館や美術館といった展示会場に持ち込んだり、散策にて花や虫を眺めたり、仏像や刀剣を見たりできる。普通の双眼鏡としての能力も高く、これ一台あれば相当なジャンルで楽しめるスーパー双眼鏡。ただし星見と、遠い場所にいる鳥見は他にもっと良い双眼鏡があるという感じ。一万円台。それが出せる人には超オススメ。ペット観察が楽しくなってくるはず。
他の双眼鏡も試したのですが、Pentax Papilio IIがダントツでした。
動物園向けとして強く推したSightron Safari 5x20や他の双眼鏡も試したのですが、自宅で飼っているペット向けには、Pentax Papilio IIが一番迫力が出ます。パピリオが誇る最短合焦距離50cmというのは本当神ですね!
とは言え、Sightron Safari 5x20もなかなかです。
顔を寄せて観るよりも大きく見えますし。
特にケースの中央や奥にいる動物を観るのに便利です。
SIGHTRON 双眼鏡 ポロプリズム 5倍20mm口径 SAFARI 5×20 ワインレッド SAB021RD
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Sightron Safari 5x20は五千円台と安く買えます。
……が、ペット用ということでしたら、やはりPentax Papilio IIが優先だと思います。
とは言え、動物園に行ったり、自宅の庭に来る鳥を見る人にはsafari 5x20を推したいですね!
● 動物園のための双眼鏡選び
動物園向けの双眼鏡を厳選してみた【サファリパーク、鳥類館、爬虫類館、けものフレンズ】
ブログ名にあるようにアニメと双眼鏡が大好きな管理人としては、この流れに乗っておかねばなりません。
双眼鏡があれば、動物園はさらに最高になりますよ!
■ 動物園向けの双眼鏡
双眼鏡を集めているくらいですから動物は無茶苦茶好きで、近くで興味ある展示があれば見に行っています。特に好きなのは大型ネコ科と両棲類(主に丸いカエル)と鳥(キジやホロホロやフクロウ)。水族館ならサメとマンタと綺麗で鮮やかなの。
今回、けものフレンズという素敵なアニメのお陰で盛り上がりつつある動物園界隈。(この盛り上がりのままに、アニメはうまく着地してほしいですね!)
どういった双眼鏡が推奨されているのかな……と検索してみました。
ですが、2017年02月現在、具体的な名前がほとんど挙げられていません。
バードウォッチング向けや天体観測向けの双眼鏡は、愛好家の人口が多いので見つかるんですけどね……。
わかりました。だったら私が書いてやろうじゃないですか。
動物が盛り上がっているこのタイミングで記事にしないでどうするか!
そこで先日、某キーウィが見れる動物園に十台ほど持ち込んで試して来ました。
一番活躍したのは5倍のとある双眼鏡です。
動物園はバードウォッチングと違い、最初から近くに動物がいます。
そのため、低倍率でも大丈夫……というか高い倍率ではむしろ見づらいのです。アップになりすぎて全体が見れない上に、動かれるとすぐに視界から外れてしまうので。(もちろん、中々近寄ってこない動物や、広い敷地にいる動物、あとは鳥類館だともう少し高い倍率が合う場合が多いです)
ただし、どんなシチュエーションでもこれ一台あれば完璧という双眼鏡はありません。
動物との距離ごとに、オススメの双眼鏡タイプをまとめてみます。
・【至近距離(ケース内の動物)】 Pentax Papilio II 6.5x21
・【近くにいる動物】 低倍率かつ最短合焦距離の短い双眼鏡
・【遠くにいる動物】 7倍か8倍の双眼鏡(できれば最短合焦距離の短いもの)
こう書くと、この条件に当てはまらないものはダメな感じがするかもしれませんが、もし家に双眼鏡があるなら、一度動物園に持っていってみてください。すっごく活躍しますから!(もっとも……ダメな奴は本当にダメなので、まったく活躍しない可能性もありますが……)
その上で、不満に感じた点を、次の一台で補うように買っていけば大丈夫だと思います。
双眼鏡は動物園の素晴らしいお供ですよ!
遠くの動物を間近で見るようになるのは当然として、ピントの問題で動物と人間とを隔てる檻や金網がなかったかのように見える場合があるのが凄く良いです!(双眼鏡では近くにある檻にピントが合わないため、檻がないように見ることができる場合があるのです)
一度体験すると、双眼鏡は手放せません。
次回からは必須のアイテムになると思います。
なお、双眼鏡は普通に覗いただけではピントがあいません。
覗く前に、目幅調整と視度調整を行ってください。
ニコンのページが参考になります。
● Nikon Sport Optics | 双眼鏡の使い方 | CF方式の各部名称と使い方
では、具体的にどの双眼鏡が良いのでしょうか。
それぞれの距離ごとに、オススメの双眼鏡を紹介していきます。
■ 至近距離にいる動物向けの双眼鏡
小さな動物がいるコーナーが一番好きと言う方も多いと思います。
大きくはないケースに入っていることがほとんどなので、双眼鏡を使うまでもない……と思う方も多いと思われるのですが、一度、こちらの機種を試してみてください。
「どうして今までこの商品に出会えなかったんだ!」
──と衝撃をうけると思いますので。
◇ Pentax Papilio II 6.5x21
ペンタックス パピリオは、50cmという至近距離に焦点が合う唯一の双眼鏡です。
意外かもしれませんが、至近距離に焦点が合うというのは、他の双眼鏡にはできないことなんです。
例えば私達も自分の鼻の先を見ようとしても焦点が合いません。それと同じように、遠くを見るために作られた双眼鏡は近すぎる所を観るのは苦手なのです。
この「至近距離を見れる」性能のお陰で、美術館や博物館、自然観察やウォーキング、水族館や爬虫類館、神社仏閣巡りや刀剣展示、フィギュアやコレクションの鑑賞といった趣味のお供に大活躍。
双眼鏡愛好家だけでなく、それ以外の数多のジャンルの愛好家たちに最高のアイテムと讃えられています。
カスタマーレビューに投稿された熱いレビューの数々をごらんください。
◯ カスタマーレビュー(Pentax Papilio II 6.5x21)
さらに、動植物愛好家には嬉しいことに、自宅で飼っている爬虫類や両棲類やアクアリウム、育てている植物や盆栽などを見るのにもピッタリなんです! なにせ、見たものが6.5倍のド迫力になるわけですから! そりゃあスンゴイことになりますよ!(ちなみに、普通の部屋の中をぐるりと見渡すだけでも、小さな妖精になった気分になれます)
手にした人が感動し、また他人にも薦めたくなる双眼鏡。
美術館や博物館趣味の人は、一度使うともう手放せなくなる神機。
それがペンタックス パピリオなのです。
他社から類似商品が出る可能性は少ないでしょう。
特許技術の塊なおかげで、他社が真似することはできません。
ちなみに6.5x21と8.5x21があり、どちらを買うべきかと迷う方もいると思うのですが、断然6.5x21をオススメしておきます。
理由は明るさです。6.5の方が構造上、明るい視界を得られるのです。
あ……至近距離の性能ばかり述べてきましたが、遠くを見ても凄く綺麗ですからね!
PENTAX 双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 ポロプリズム 6.5倍 有効径21mm 62001
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2015/02/13
■ 近くにいる動物向けの双眼鏡
さて……。次は「近くにいる動物向けの双眼鏡」を紹介したいと思います。
具体的な双眼鏡名に行く前に、一つ思い出してほしいことがあります。
先程、ペンタックス パピリオの説明の中で、凄く重要なポイントが出ました。
双眼鏡は近すぎる距離に焦点をあわせるのが苦手なんです。
短くて1.5メートル。一般的には3m。長いと5mも離れないとピントがあいません。
動物園の場合、柵から檻まで1メートル前後というものがほとんどでしょう。
そのことを考慮に入れて、双眼鏡を探します。
と、なるとやはりこの機種しかないでしょう。
◆ Sightron Safari 5x20
それがSightron Safari 5x20です。
今回、動物園で最も活躍した双眼鏡です。
五倍という低倍率で、最短合焦距離は2.0m。
遠くが見えるのはもちろん、近くに来た動物にもばっちり焦点が合い、綺麗に見えます。
(実際にはカタログに書かれた2.0mよりも少し短い所にピントが合うようで、立ったまま足もとを見てもピントが合います。おそらく1.5m前後だと思います)
双眼鏡としての能力も高く、すっきりした視界にクッキリした見え味。
立体感も広さも奥行きもあり、明るく覗きやすいです。
絶妙な倍率ゆえに、動物園では他の双眼鏡よりも多くの場所で活躍します。
また、ほとんどの双眼鏡が駄目だった夜行性動物館でも活躍しました。
暗い中でもしっかりと動物たちの姿を捉えることができます。
(夜行性動物館は小さなスペースでの展示が多いため、最短合焦距離が短くないと駄目です。その上で明るさがないと見えづらいため、まともに機能する機種が少ないのです)
サイトロン サファリはかなりの人気機種で、カスタマーレビューにも高い評価が並んでいます。
なのに現在5000円ちょっと。超オトク!(少し前は8000円くらいしました)
◯ カスタマーレビュー(Sightron safari 5x20)
どうしてパピリオよりも活躍したか……なのですが、パピリオの6.5倍という倍率は、大きな体を持つ動物を近くで見るにはほんのすこし大きいのです。近づいて来られると、体の一部しか見えなかったりしますので。
その点、Safari 5x20の5倍という低い倍率は絶妙です。
そもそも、この双眼鏡の名称は「サファリ」。
平原を走る動物たちを見失わないような双眼鏡……という意味でつけられたネーミングなのでしょうが、実際に動物園に凄く合う機種だったというのは面白いですね!
Safari 5x20が品薄の場合もあるでしょうし、もう少し上位の機種が欲しいという方もいるでしょう。
その場合はKENKO 5x20 FMC HGをおすすめします。
持っていないので確実なことは言えないのですが、おそらくSightron Safari 5x20と同じ工場で作られたスペックアップ商品です。(スペック上はsafari 5x20がマルチコート、5x20 FMC HGがフルマルチコート)
あと、safari 5x20の赤が品切れの場合、黒のカラーもありますので、そちらの方も。
■ 遠くにいる動物を見たい場合にオススメしたい双眼鏡
ペンタックス パピリオとサイトロン サファリの二台を持っていれば、動物園のほとんどの状況に対応できると思います。
が……。
好きな動物がいつも少し離れたところにいるのでもう少し倍率が欲しい、という方もいるでしょう。(サファリパークや鳥類園なんかだと、そういうケースが多いです)
そんな方には、八倍の双眼鏡をオススメします。
(八倍より高い倍率──十倍や十二倍や十六倍など──はオススメしません。動物園向けという観点からすると、十倍以上は見づらい場合が多いです。高い倍率は手ブレが起きやすいというのもありますが、倍率が大きいと近くにいる動物の全体像を捉えにくいですし、動かれるとすぐに視界から外れます。それに、倍率が高いと視界がそれだけ狭くなります)
この「遠くにいる動物を見たい場合に便利な八倍双眼鏡」ですが、先に紹介してきたものと違って、選択肢が沢山あります。
基本的には、バードウォッチングでオススメされている双眼鏡がぴったりです。
遠くにいる動物を眺めるのに最適とされている倍率です。
ただし!
すでに、「至近距離での使用にオススメな双眼鏡Pentax Papilio II 6.5x21」をお持ちの場合、8倍双眼鏡を手に入れても、そこまで感動しないかもしれません。(Pentax Papilio II 6.5x21は、普通の双眼鏡としても高いスペックがあるのです。Sightron 5x20とPentax Papilio II 6.5x21は、視界の広さや明るさ、最短合焦距離の短さなどで結構違いがあり、使い分けはハッキリしているのですが、8倍双眼鏡とPentax Papilio II 6.5x21は見え方が意外とかぶります。もちろん、8倍の方が遠くのものが大きく見えるので、8倍もあるほうが当然良いといえば良いのですが……)
以上を踏まえ、この記事では動物園向けに、二機種をおすすめとして選びました。
選んだ理由は、入門編として購入しやすい価格であるということと、最短合焦距離が短めということと、動物園は意外と歩くため、コンパクトなもののほうが良いと考えたことからです。(筋肉に自信のある方や、特定の動物だけが好きとわかっていて余り歩かない方は、見え味や明るさを優先し、その目的に合う機種にされても大丈夫です)
◇ 【予算が5000円前後】 Pentax 8x21 UCF R : タンクローの愛称で知られる低価格双眼鏡の代表機。最初に購入する双眼鏡として充分すぎるほどの見え味がある。2017年02月現在、4000円前後で買えるのが嬉しい。動物園向けとは別に鳥見をしてみたい……と思っているのなら、Safariではなく最初の一台にこちらを買うのもあり。
◇ 【予算が20000円前後】 Kowa BD25-8 : Kowaが誇るコンパクト型の名機。今回紹介してきた機種の中で唯一の防水機。クリアな見え味と高い携帯性が素晴らしい。スペック上の最短合焦距離は短いが、近すぎる場所で実際に使ってみると、左右独立の単眼鏡みたいな見え方になるので注意。日本製。お金があるならオススメ。
■ メイン機の選び方 / 二刀流のすすめ
動物との距離別にオススメの双眼鏡を挙げてきました。
じゃあ、最初動物園に行く場合、どれを買えばいいの……となるのですが……。
安くかつ、一番オールラウンドに活躍するのは、Sightron Safari 5x20だと思います。
五倍という絶妙な倍率。しかも、かなりの至近距離にピントが合います。
広さも奥行きもあり、明るく、しかも見え味が素晴らしいです。
最初に一台購入するなら、これをオススメします。
他に色々な趣味をお持ちの方はPentax Papilio II 6.5x21を!
遠くから近くまで、見ることの楽しさを味あわせてくれる逸品です。
動物園だけでなく、自然観察、美術館、博物館、展示会、神社仏閣やコレクションやペットや水槽や植物を見るのに大活躍します!
コレクターの方は、鉱石、フィギュア、盆栽、刀剣など、手元の美しいものやかわいいものを見るのにも最適です!(本当、双眼鏡の枠を超えた趣味人のための光学機器です)
遠めにいる動物たちが目的なら、8倍の双眼鏡が良いです。
(最初から遠くにしかいない動物たち──例えば、鳥類館の高い場所にある巣にいる雛を見たい時など──を見たい場合は、8倍よりも高い10倍双眼鏡はありです。ただし12倍や16倍は、一般的に手ブレがひどいのでオススメしません。12倍以上は三脚を前提としている双眼鏡です)
この記事ではPentax 8x21 UCF Rを入門機としてオススメしています。
バードウォッチング入門の定番機として各所で推されているされるもの。
低価格なのに見え味は抜群。お財布にも優しいのが素敵です。
なお、上位機種であるPentax 8x21 UPが1000円前後の差なら、8x21 UPの方がいいかもしれません。Pentax発表のグラフを見ると、10%前後見え味が良くなっているようですから。8x21 UPは可愛いカラーバリエーションもありますしね。
何にせよ、まずは双眼鏡を使ってみてください。
そして、存分に楽しんでください。
そうすれば、その双眼鏡に足りないモノ、自分がいちばん見たいものがわかってくると思いますので。
なお今回は、動物園が結構歩く場所であるというのと、二刀流になっても大丈夫という観点から、小さめの双眼鏡ばかり紹介しています。(先にも書きましたが、筋肉に自信のある方は重めの双眼鏡でも大丈夫です)
私の場合、最終的に右ポッケにKowa BD25-8、左ポッケにSightron Safari 5x20というのが一番良い組み合わせだと感じました。(爬虫類館など、至近距離で見るコーナーに寄った時だけ、リュックの中からPentax Papilio 6.5x21を取り出す感じです。……三刀流かもですね……)
二刀流はなかなかいい感じですよ!
同伴の方がいれば、貸し出して楽しめますしね。
★ 今回オススメした双眼鏡たち ★
(上段: ← Kowa BD25-8 と Pentax 8x21 UCF R → )
(下段: ← Sightron Safari 5x20 と Pentax Papilio 6.5x21 → )
■ おまけ:動物園で貸し出されている双眼鏡
◇ 横浜ズーラシアで貸し出されている双眼鏡
ズーラシアのサイトを見ていると、双眼鏡の貸出が行われているようです。
サイトには30mmクラスっぽい双眼鏡の画像があります。(機種は不明)
他にも、ズーラシアを訪れた方のブログを拝見していると、Kenko 8x25 New SGWPとオリンパス 8x40 DPS Iの写真が見つかります。Kenko 8x25 New SGWPはおそらく子供でも扱えるようなものとして選ばれたと思われます。30mmクラスのものと、8x40 DPS Iは大人向けでしょう。
紛失や故障なども考慮に入れて、5000円くらいの色々な機種を購入して置かれているようです。
◇ 東武動物公園で貸し出されている双眼鏡
東武動物園で貸し出されている双眼鏡は、記事を見る限りVanguard Orros 8x32のようです。
この機種は覗いたことがないのでどんな感じかはわかりません。
Vanguardは台湾のアウトドアグッズメーカーで、双眼鏡分野ではEndevar II 8x42が高い評価を受けています。
■ けものフレンズで有名になったVixenの双眼鏡ってどうなのよ?
某所で話題になった一連のツイートでおすすめされていた、Vixen アリーナ H8x21ですが……。
申し訳ないのですが、動物園向けとしてはおすすめしません。
動物園ならサイトロン safari 5x20の方が活躍しますし、同じ8倍を選ぶとしても、Pentax 8x21 UCF Rの方が見え味が良く、かつ安いです。(凄く正直に言うと、アリーナH8x21はカラフルなデザインとコンパクトさが売りの機種であり、見え味はかなり微妙です)
(持っていないのに言ってるだろ、と言われないための証拠写真。青いのがVixen アリーナ H8x21です。赤いのがこの記事超オススメのSightron Safari 5x20。上の黒いのが大きさ比較のためのVixen アスコット ZR 8x42。この記事ではコンパクト型を中心にオススメしていますが、一般的な双眼鏡はドデカイのです)
双眼鏡業界が苦しいのは知っていますし、Vixenさんも応援しているのですが、初めて双眼鏡を買う人たちには、よりコスパが高く、心からオススメできるものを手にしてほしいと思っています。
アリーナH8x21よりも、今回この記事でおすすめしている機種の方が明確に見え味が良いです。(しかも、かなりの差で……)
■ 知恵袋でオススメされている双眼鏡について
知恵袋にはこういう質問があります。
● 動物園で動物の様子を見る為に双眼鏡を購入したいのですが - Yahoo!知恵袋
そこでは、6x30の双眼鏡がオススメされています。
お手軽に買えるのは、Vixen アトレックライト 6x30と、Kowa YF30-6でしょうか。(ちなみに、コーワはあのキューピーコーワゴールドのコーワです。実は世界に名だたる光学機器メーカーなのです)
紹介させていただいた質問の回答者はかなり双眼鏡を使っていることが想像できます。動物園に低倍率双眼鏡は合うため、6x30というのは良い選択だと想います。
ただし、アトレックライト 6x30も、YF30-6も最短合焦距離が長めです。檻の近くに寄ってくる動物が見づらい可能性が高いです。
■ まとめ
双眼鏡があったほうが無茶苦茶楽しめます。
ピントの問題で檻や金網をスルーできることがあるのは本当便利ですし、単純に動物たちの表情や毛並みや動作を詳細に見れるのは感動ものです!
一度双眼鏡を持っていくと、次からはそれなしの動物園は考えられなくなりますから。
では、素敵な動物園ライフを──!