ZERO AUDIO カルボ バッソ ZH-DX210-CBを買ってみた。【ゼロオーディオ、カナル型イヤホン、三千円台】
今更ながら入門機のド定番、Zero-Audio カルボ バッソ ZH-210を買ってみました。
実は数年前にゼロオーディオの低価格イヤホンが良いぞと話題になり始めた時、視聴段階で好みだったのでカルボ テノーレを買って愛用していたわけですが、今回追加でカルボ バッソを買ってみたらあら不思議、カルボ バッソの方が好みです。
この数年で好みが変わったのか、それとも当たりを引いたのか……。
特に癖のないオールラウンダーで低音に力強さの宿るイヤホンです。
解像度や分解能は一万円台の機種には及びませんが、とにかくいい感じに音楽を聞かせてくれます。充分すぎるほどバランスが良く、その上で低音に力と迫力があります。
3000円ちょっとで購入できるイヤホンとしては出色といえるでしょう。
もう少し予算があるなら後1000円ちょっと足して、四千円台でこどんぐり(茶楽音人 Co-Donguri-雫)が良いかもと思ったりもするのですが、低音の響き、力強さや迫力、そして厚みはこどんぐりよりもカルボ バッソの方が優勢ですので、聴き比べた上でカルボ バッソの方がいいと思われる方もかなりいると思います。(私はこどんぐりの硬質でドライな感じの鳴らし方は結構好きなのですが、それを苦手とする人もいるでしょうし)
また、同じZero-Audioのカルボ テノーレとの違いも選択が難しいところです。
カルボ テノーレはカルボ バッソよりも中域に透明感を感じます。この透明感は低価格帯にはなかなかないため、テノーレの方が若干評価が高い場合が多いようです。ただし、テノーレの欠点としてレンジが狭く、上下に押さえつけられている感じが若干します。ボーカル自体は男性ボーカルは結構前に出てきますが、女性ボーカルは引っ込んでいる感じに聞こえます。
一方、カルボ バッソは低域が得意で、音に力強さと迫力と楽しさが宿ります。ただし、低価格帯は全体的に低域が得意な機種が多いため、1000円から2000円の機種からの買い直しだと、バッソよりもテノーレを買うほうが違いを感じられて楽しめそうです。
簡単にまとめると、ライブ感があるのがテノーレ。力強さを求めるならバッソ……という感じでしょうか。(メッツォならびにドッピオは持っていないので保留)
カラーリングはブラックとホワイトの二色。
今ホワイトの方が人気なようで、若干高い値で売られています。
ZERO AUDIO インナーイヤーステレオヘッドホン カルボ バッソ ZH-DX210-CB
- 出版社/メーカー: ZERO AUDIO
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る