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厳選! 双眼鏡の人気・定番・おすすめ機種【初心者向け、入門編】

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 はじめに

 

 双眼鏡は良いですよ!

 初めて購入して覗いた時は感動しました。

 鳥を見て、星を見て、景色を見て。遠景がこんなに綺麗に見えるのかと楽しくなりましたもの。

 

 よりお高いものを買うたびに、昔の双眼鏡をひっぱり出して見比べて。

 こんな見え方だったんだ……とか、結構頑張ってるじゃないか……とか。

 視覚という重要な感覚が大きく強化されるわけですから、楽しくないわけないんですよ!

 

 

 と、言うことで……。

 双眼鏡を購入するときの注意です。

 

 購入する前に、できればお店に寄って現物を見てください。

 さらに言うなら、外が見える売り場で外を見ながら見比べてください。

 

 初めて購入する場合、ヤフオクやメルカリなどの個人取引、ならびに中古品購入は避けてください。カビやゴミの混入や、光軸ズレがある場合があります。(出品者もそれと知らず、「問題のない商品」として出している場合もあるでしょうし。悪い人はそれらの問題に気づきながら、「詳しいことはわかりませんのでノークレーム・ノーリターンで」と書いたりします)

 

 偉そうに紹介していますが、持ってない機種の方が多いです。(と言っても、サイズ違いやバージョン違いの姉妹機を含めていいなら紹介機種の半分以上持ってます)

 

 ただ、双眼鏡沼に片足を突っ込んでいますし、双眼鏡や単眼鏡を含めた光学機器を数千円から数万円のものまで二十台以上持ってますし、暇があったら各種双眼鏡レビューを見ては電気店や専門店で見比べしたりしているので、人気機種や定番機種の紹介くらいはできるかも……という感じです。

 

 ちなみに、双眼鏡沼に入るとこんな感じになります。(他の方々のサイト)

 ・参考その一

 ・参考その二

 ・参考その三

 たくさんの双眼鏡の画像がありますし、読むだけで知識も増えるので興味ある方は。検索すれば、さらにたくさんの双眼狂たちのサイトやブログが見つかります。

 

  

 以下、人気機種や定番機種、おすすめ機種を記していきます。

 

 【入門機】は、一万円以下でオススメの人気&定番機種を。

 【定番機】は、少々お高くても評価の高い定番機種を。

 

 あなたにピッタリ合う双眼鏡が見つかれば幸いです。

 

 

 ※2017年02月更新

 

 野鳥観察(バードウォッチング)、自然観察向けの双眼鏡

 

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  ポロ型(30mm級レンズ)

 ポロ型はダハ型よりも重くなるため、バードウォッチングの分野では人気がありません。ただし、同価格ならダハ型よりも見やすく、コスト的にも安いので、初めて買う双眼鏡としてはオススメです。

 

 ・【入門機】 Kowa YF30-8 : この価格で防水を含めた素晴らしいスペック。鳥見入門機の定番。二、三年前まで一万をギリギリ切ったくらいの価格だったのだけど、2016年現在、いつのまにやら一万円を大きく切っている。当時から各所で良い機種だとオススメされていたのに、この価格だと格安の域。海外のサイトで高い評価を受けている。(bestbinocularsreviews.comにてBest Low Cost Binocular 2013) 軽いのでウォーキングの時にリュックに入れて連れ回してる。ただし、そうは言っても一万円以下の機種。逆光には弱く、ゴーストも出る。カスタマーレビュー(KOWA YF30-8)にも評価の声多数。

Kowa 双眼鏡 ポロプリズム式 8倍30口径 YF8x30 YF30-8

Kowa 双眼鏡 ポロプリズム式 8倍30口径 YF8x30 YF30-8

  • 出版社/メーカー: コーワ
  • 発売日: 2013/09/24
 

  

 ・【定番機】 Nikon E2 8x30 : 日本が誇る名機。見え味が素晴らしい。同価格帯のダハよりクリアで、しかも広角。なおかつ軽い。防水ではないことに注意。双眼鏡コーナーで予算内の双眼鏡を覗いた後、この機種を覗いて感動し、予算オーバーながらそのまま購入する人も多いらしい。アイレリーフが短めなので、メガネさんは注意。ポロ型における定番中の定番で、世界的にも知られている。昔探鳥会に行くと、半分以上の方がこの機種を使っていた時もあったとか。

Nikon 双眼鏡 E IIシリーズ 8X30E2 CF WF ポロプリズム式 8倍30口径 8X30E2N (日本製)
 

 

 

  ダハ型(30mm級レンズ)

 ダハ型は技術的には難しいのですが、軽くかさばらないようできるため、バードウォッチングの分野では人気があります。今回紹介したのは、30mm級ばかりですが、筋肉に自信のある人や、天体観測双眼鏡を兼ねて一つだけ買いたい方は、40mm級の方が良いかもしれません。

 私の場合、42mmを買うことが多いです。そんなに長時間連続していませんし、だいたいが自宅や別荘のベランダからの利用なので持ち運ぶことが少ないためです。

 筋肉に自信のある方は大きめのものでも大丈夫です。自信のない方は小さめのものがおすすめです。 

 

 ・【入門機】 (……これという機種が思いつきません。そもそも一万以下のダハで30mmあるものはあまりないのです)

 

 ・【定番機】 Kowa BD32-8XD Prominar : クリアな画質で世界的にも高い評価を受ける。買っておけば間違いない機種の一つ。この価格帯なのにEDガラスを使用。フェイズコートや誘電体多層膜なども標準装備。十万円クラスのものに手を出さないのなら、このBD32-8XDがもっともバランスが良い。(ここの管理人のメイン機が一つサイズが上のKowa BD42-8XDです。ものすごく良い見え味!)

Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 8倍32口径 完全防水 BD32-8XD PROMINAR

Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 8倍32口径 完全防水 BD32-8XD PROMINAR

  • 出版社/メーカー: コーワ
  • 発売日: 2014/10/24
 

 

 ・【定番機】 Nikon モナーク 7 8x30 : 世界的にも有名なNIKONの最新機種。BD32-8XDより少し高いが、100g以上軽い435gでこの性能は素晴らしすぎる。軽さと見え味を両立させるならこれ。すごく人気な機種で、ユーザーが多い。

Nikon 双眼鏡 モナーク7 8×30 ダハプリズム式 8倍30口径 MONARCH 7 8X30

Nikon 双眼鏡 モナーク7 8×30 ダハプリズム式 8倍30口径 MONARCH 7 8X30

  • 出版社/メーカー: ニコン
  • 発売日: 2013/09/19
 

 

  

  コンパクト機(ダハ型25mmm級レンズ)

 ダハ型の中でもコンパクトなものだけを選びました。長時間眺めたり、ずっとカバンに入れておきたい方にオススメです。(見え味は30mm級に劣りますが、その分携帯性に優れます。ウォーキングや散歩、常時持ち歩く双眼鏡としてオススメです)

 

 ・【入門機】 Kowa SV25-8 : 2017年02月現在、奇跡的な安価で売られている双眼鏡。もちろん、一万円を越すコンパクト機に見え味はかなわないが、普段使いに充分。バードウォッチングからウォーキングのお供に、初心者に強くオススメできる。

Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 8倍25口径 完全防水 SV25-8

Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 8倍25口径 完全防水 SV25-8

  • 出版社/メーカー: コーワ
  • 発売日: 2015/03/26
 

   

 ・【定番機】 Kowa BD25-8 : 安さと性能と実用性のバランスが極めて良い。二万円以下のダハ型8x25でトップクラスの見え味。このBD25-8より上を求めるなら、相当お高い機種を買わなければならなくなる。海外でも評価の高い機種であり、鳥見の方々にも人気。日本製。

Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 8倍25口径 BD8x25 BD25-8GR

Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 8倍25口径 BD8x25 BD25-8GR

  • 出版社/メーカー: コーワ
  • 発売日: 2013/09/24
 

  

 

 天体観測向けの双眼鏡

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  ポロ型(50mm級レンズ)

 

 ・【入門機】 Kenko New Mirage 10x50 : 5000円前後で買える天体向け双眼鏡。これと一脚+自由雲台+三脚アダプタがあればかなり格安で安定した天体セットが出来上がる。50mmとしてはかなり軽めなのも良い。手持ちなら8x42の方が良いかも。

 

  

 

 ・【定番機】 Vixen アスコット ZR 10x50 : アルティマとフォレスタが生産終了になった今、VIXENの星見ポロの基本となった。クリアな天体観測双眼鏡。低価格機種では満足できないけれど、五万円以上を出すのはちょっと……という人にピッタリ。お好みで8x42か7x50か10x50を。ただし、アスコットは重い。また10倍となると、三脚など双眼鏡を固定できたり、寝ながら見たりして手ブレを抑えられる工夫が要る。経験上、手で持つ場合、手ブレがひどい10倍より、8倍の方が星が沢山認識できる。とはいえ、月を見る場合は手持ちでも、十倍の方が楽しめることが多い。(十二倍以上は不明)

  

 ・【定番機】 Fujinon 7x50 FMT-SX : Allbinosにて7x50部門のトップに君臨する双眼鏡。星見を本格的にやるなら、このクラスは是非欲しいところ。なお、星見のための7x50なら、これか次のNIKON 7x50 SPでほぼ「上がり」。世界最高級機の一つがこの価格で買えると考えると安い……かも? 後あるとすればハイランダープロミナーとかの世界になってくる。

FUJINON 双眼鏡 フジノン 7X50 FMT-SX

FUJINON 双眼鏡 フジノン 7X50 FMT-SX

  • 出版社/メーカー: 富士フイルム
  • 発売日: 2009/04/13
 

  

 ・【定番機】 Nikon 7x50 SP : 同じくAllinosにて7x50部門のトップを争う双眼鏡。とにかくクリア。世界的にも定番。ニコンの名声を知らしめている名機。

Nikon 双眼鏡 7X50 SP ポロプリズム式 7倍50口径 7X50SP (日本製)

Nikon 双眼鏡 7X50 SP ポロプリズム式 7倍50口径 7X50SP (日本製)

  • 出版社/メーカー: ニコン
  • 発売日: 2005/10/26
 

  

 

  その他

 

 ・【特殊機】 笠井トレーディング 2.3x40 Widebino28 : 目をドーピングしたかのように見える双眼鏡。満点の星空を見ると最高。ただし、日常や昼の景色は面白くない。とは言え、観劇やサーカスで使うのはありらしい。

 

 

 

 アイドル、コンサート向けの双眼鏡(ドームなど、大規模向け)

 

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 コンサートでのオススメは正直難しいです。

 小さな箱なのかドームなのか、屋内なのか野外なのか、舞台全般を見たいのか担当専用なのか、表情を見たいのか動きを見たいのか、そもそも席はどこかで全然違ってくるためです。

 その上で、特にコンサート向けとして各所でオススメされている機種を紹介します。

 

 ・【入門機】 Pentax 8x21 UP : 五千円前後の超定番機。2015年にペンタックスのラインナップが一新され、新バージョンとなった。レンズの小ささが影響して、暗い所での使用は若干苦手。明るい舞台やコンサートでの使用がオススメ。小さい会場や、前目の席だともっと低倍率のほうが良いかも。旧バージョンのPentax UCF R 8x21も凄く高いコストパフォーマンスで売れに売れている。

PENTAX 双眼鏡 UP 8×21 ブラック ポロプリズム 8倍 有効径21mm 61801

PENTAX 双眼鏡 UP 8×21 ブラック ポロプリズム 8倍

  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • 発売日: 2015/02/13
 

 

 ・【定番機】 Canon 10x30 IS II : 防振双眼鏡はCANONの独壇場。生産が注文に追いついていないらしく、注文が二、三ヶ月待ちとかザラ。防振の効果は素晴らしく、一度使ったら最後、防振つきでないと満足できない体になるとか。ピタッととまるというかは、ぬっ……と止まる感じだが、それ以降の静止画は、「ブルーレイ画質」と言われるほど。どちらかというと、シーンではなく、その人のアップを見たい人向け。○○担の方は是非! ただし重い。

Canon 双眼鏡 10×30 IS ? BINO10X30IS2

Canon 双眼鏡 10×30 IS BINO10X30IS2

  • 出版社/メーカー: キヤノン
  • 発売日: 2015/07/17
 

 

 

 観劇、落語、小劇場向けの双眼鏡

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 ・【入門機】 Nikon 遊 4x10D : この軽さは最高の魅力。随時かばんに入れておき、見たいものがあればさっと取り出すような使い方がおすすめ。小さい筐体なのに素晴らしい光学性能。落語など明るい場に合う。(ひとみ径が小さいため、暗い舞台だとかなり暗く見える)

  

 

 動物園向けの双眼鏡

 

 ・【入門機】 Sightron Safari 5x20 : 動物園向けだけでなく、双眼鏡の入門機としていろいろな方にオススメしたい機種。覗きやすく、広い視界なのにクリアな画質。五倍なので手ブレも少なくて扱いやすい。黒と赤のカラーがある。非防水。最短合焦距離も短め。 マイナーだけど凄くいい機種なのでもっと評価高まらないかな……。と書いてたらだんだん購入者が増えてきたようで、カスタマーレビュー(SIGHTRON Safari 5x20)でも高い評価が増えてきた。よしよし。目に狂いはなかった。他に鳥見やカメラ撮影の補助としても凄く効果的な双眼鏡。八倍のものよりも撮影の導入がし易い。あと、最短合焦距離が短いのもナイスポイント。目標の近くまで寄れる動物園に凄く合う。そもそもこの双眼鏡の名前がサファリだし。

  

 なお、両棲類や爬虫類コーナーが好きな方は、次のPentax Papilio II 6.5x21もものすごくオススメです。(双眼鏡の中で唯一、超近距離でも拡大してくれるため、展示ケースの近くによってなお拡大して見ることができる)

 

 

 博物館、美術館、展示会、神社仏閣巡り向けの双眼鏡

 

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 博物館、美術館、植物園、動物園めぐりをよくされる方は、ぜひPENTAX Papilioを手に入れてください。特徴は、最短合焦距離が50cmということ。このお陰で双眼鏡としての機能だけでなく、持ち運べる実体顕微鏡(wikipedia:実体顕微鏡)のような活躍をしてくれるのです。

 

 双眼鏡マニアたちだけでなく、いろいろな趣味のマニアたちがこぞって評価している機種、それがこのPENTAX Papilioなのです。

 

 ・【入門機かつ定番機】 Pentax Papilio II 6.5x21 : 現時点でこれ一択。他は考えなくても良いくらいの機種。美術館・博物館・植物園・動物園めぐりの御用達。2015にバージョンアップ(管理人が使っているのは旧型。それでもものすごい性能で大絶賛使用中。一番稼働率が高い双眼鏡)。今の新型は更にクリアにかつ明るく見える。正直、新型持ってる人が羨ましい……。双眼鏡入門としても素晴らしい機種。星見以外はなんでもいける万能タイプ。

PENTAX 双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 ポロプリズム 6.5倍 有効径21mm 62001

PENTAX 双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 ポロプリズム 6.5倍 有効径21mm

  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • 発売日: 2015/02/13
 

  

 

 とにかく双眼鏡が欲しい人へのおすすめ

 

 以上、用途別におすすめ双眼鏡を上げてきましたが、双眼鏡がどんなものか知りたくて欲しい方もいると思われます。

 そういう方のために、コスパが高かったり特にオススメなものを価格別にあげておきます。

 

 【五千円前後】 Pentax 8x21 UCF R / Kowa SV25-8 / Sightron Safari 5x20

 【一万円以下】 Kowa YF30-8

 【三万円前後】 Kowa BD32-8XD / Nikon モナーク 7 8x30

 

 【超近距離も見れるものを】 Pentax Papilio II 6.5x21

 

 

 ともあれ、素敵な双眼鏡に出会えると良いですね!

 参考になれば幸いです。