東京企画販売の12倍双眼鏡を買ってみた。
アマゾンを検索していると1480円で12倍の双眼鏡が販売されているのを見つけました。
アイソン彗星が来ていた時に企画された商品の売れ残りみたいです。
あー見え味ダメなやつなんだろうなー……と思いながらぽちー。
目的は双眼鏡なので、スマホアダプタの良し悪しは話題にせず、とりあえず12x32の双眼鏡を覗き込みます。
あれ……。
1480円という価格を考えると意外と見えますよ、これ。
実は先日1080円で購入した中国メーカーの8x21ダハと同じく、「やっぱりこの価格じゃ見えないよねー……」を前提に買ったつもりだったのですが、いやはや、実際手元に置いて覗いてみないとわからないものですね。
ダハ型らしい像のぬるさならびに、激安価格機らしい周辺像の悪さがありますし、中心部も見え味が良いとは言えないのですが、普通に遠くを見ることができます。(ただし、メガネ使用は想定されてないらしく、メガネありだと画が狭いです)
視界は全体的に若干白んでいて、ちゃんと見えるのはなぜか中央部から上に20%から30%くらいだけ。中央部から下はうっすら曇っています。コーティングの塗りムラとかでしょうか。
激安機なので仕方ない部分かもですが。
12x32ですから、明るさもある程度あります。
私のようにベランダを拠点にしている場合、「8倍だと少し小さくて羽の色が確認しづらい……。もうちょっと大きく見れたらなあ」と思った場合に、すぐさま手に取れるおもちゃとしてはいいかもと思ったり。一軸型なので結構コンパクトになりますし。
ただし。
夜は超ダメです。フレアもゴーストも出まくりで、強い光源に超弱いです。
光の花が開いてるんじゃと思うくらい、四方八方にゴーストが出ます。
月も星もダメで、12倍由来の手ブレゆえに下手な8倍機よりも見えづらいです。
多くの場所で、手持ちは10倍までと言われている理由を実感しました。
まあ……先日手に入れたYukon Furutus 16x50でわかったように、昼に横を見る分には、16倍という高倍率でも手持ちでなんとかなるんですけどね。
今、1480円という価格になっているからまだましなものの、これ、当時もっと高い価格で買った人は可哀想かもですね……。
というか、三脚につけられない手持ち専用高倍率機をアイソン彗星に便乗して売るのはどうなのよという感じはします。(東京企画販売の商品ラインナップを見ていると、その都度の流行に合わせた廉価商品をパッケージングして横に流すだけの会社っぽいです……。双眼鏡や消費者に対する愛はあまりなさそうです)
ちなみに10倍機も売ってます。
そちらの方が値が高いというのは面白いですね。
在庫が大量に余っていたのが12倍だったと考えるなら、消費者も馬鹿ではなかったということでしょうか。
東京企画販売 双眼鏡 10倍 iPhone スマホ ズーム撮影用セット TKSM-009
- 出版社/メーカー: 東京企画販売
- 発売日: 2013/11/11
- メディア: Camera
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なんでもいいから双眼鏡がどんなものか知りたい場合や、おもちゃでいいから12倍機を覗いてみたい場合にはありな商品だと思います。(オススメはしません。ただ、壊れる前提で買うおもちゃとしてはありかなあ……という感じです)
気になる方はお早めに。
1480円で売られているのは後10個くらいしかないみたいなので、
● 東京企画販売 双眼鏡 12倍 iPhone スマホ撮影用 セット TKSM-010
サントラやBGMを聴くのにオススメのヘッドホン【アニメ、ゲーム、ドラマ、映画】
BGM……むちゃくちゃ好きなんですよ!
最近のアニメだと、ピンポンと灼熱の卓球娘の両卓球アニメがすごく好きでした。
あと、ゲームのサントラ! 戦闘曲が好きで、テンション上げて作業したいときはいつも聞いてます。
以下、BGMの再生が得意だと思われるものを厳選してみました。
ヘッドホン選びの参考になれば幸いです。
◆ Panasonic RP-HD10
一万円台で最強クラスの超高解像度を持つヘッドホン。
高域寄りの高音質タイプで、高域を聴かせるピアノやハープが凄く綺麗。
分離もよく、各楽器がしっかり分かれて聞こえる性能の良いヘッドホン。
なんでこれが一万円ちょっとで買えるんだと思えちゃうくらい。
パナソニック 密閉型ヘッドホン ハイレゾ音源対応 ブラック RP-HD10-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: エレクトロニクス
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◆ DENON AH-D600
迫力あるサウンドを聞きたい場合、是非考慮に入れて欲しい機種。
刺激が強くも伸びる綺麗な高域と、タイトで重厚で迫力ある低域。
高音質であり、しかも艶があります。楽器の音がエロいんですよ……。
なんでこんなに引き込まれるような音を出してくるのかと思ってしまうほど。
BGM大好きな方には本気でオススメです!
DENON デノン ヘッドホン 密閉型オーバーヘッドハイレゾ対応 リケーブル対応 ブラック AH-D600EM
- 出版社/メーカー: デノン
- 発売日: 2012/08/06
- メディア: エレクトロニクス
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◆ GRADO SR60e
明るく楽しくなる音を鳴らしてくれるヘッドホン。
オンイヤー型。
解像度が高いわけではないが、ノリが素晴らしい。
戦闘曲の盛り上がりでテンションを上げたい方は!
【国内正規品】GRADO SR60e オープン型オーバーヘッドヘッドフォン アメリカ製 新シリーズ 000851
- 出版社/メーカー: GRADO
- 発売日: 2014/07/01
- メディア: エレクトロニクス
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◆ Philips Fidelio X2
どのオススメまとめにも、このヘッドホンのことを書いちゃってますが……。
このヘッドホン、本当オールラウンドでしかも音が良いんですって!
あらゆるジャンルに対応できますし、音そのものに魅力のあるヘッドホンです。
ボーカルも得意。クラシックも得意。
アニメ系やゲーム系、映画系と万能なヘッドホンなのです。
当然、BGMも得意で、自然で温かい音の中に迫力を秘めた芳醇な音を鳴らしてくれます。
力強くオススメです!
PHILIPS ヘッドホン Fidelioシリーズ オープン型/オーバーイヤー/ハイレゾ音源対応 ブラック X2【国内正規品】
- 出版社/メーカー: Philips
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: エレクトロニクス
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Yukon Furutus 16x50を買ってみた。【月見用、16倍双眼鏡、50mm】
月を楽しむには倍率を挙げるのが効果的です。
ところが、持っている双眼鏡の最大倍率は10倍。
月見用のものをと高倍率かつ50mm以上のものを探したのですが、12倍、16倍、20倍の双眼鏡は数が少ないんですよね……。
お気軽に買える価格だとKenko ニューミラージュに12x50と16x50があるくらい。
さらに上を探すとなると、一気に額が上がってしまいます。
手頃な価格でいいスペックのものがないかと探した時、Yukon Furutus 16x50が目に入りました。
日本語のレビューがほとんど見当たらなかったのですが、海外のサイトを見ていると悪くはないようです。(Yukonはベラルーシの会社で、レビューにはロシア語が多いのです)
迷った結果、海外の方のレビューと直感を信じてポチリと押したのです。
結果は大正解!
16倍は8倍の二倍ですよ二倍!
単純に言っても、月が8倍双眼鏡の二倍の大きさで見えるのです。
すばらしいくらいの大迫力!
なるほど、スカイマスターの15x70が売れている訳です。(私はスカイマスターの色収差が気になってスルーしたので、比較などはできないのですが)
【国内正規品】 CELESTRON 双眼鏡 ポロプリズム 15倍70mm口径 SkyMaster 15×70 CE71009
- 出版社/メーカー: セレストロン
- メディア: Camera
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さて。
Yukon Furutus 16x50の性能ですが、予想していたよりも色収差が少ないです。
もっとビルの端とか電線が緑や紫に光るのかなー、と思っていましたが、他の機種と同じくらいにとどまってます。
ただし、糸巻き収差は結構きつめで、遠くのビルの窓とかをみるとあからさまに歪んでいます。とはいえ、許容範囲内。
問題は喪失防止用のアイキャップが見口にくっついてることですね……。
視度調節をしたときに、そのアイキャップもぐるぐるまわるわけですが、覗き込んだときにこれが本当に邪魔で邪魔で……。なんでこんな設計にしたんだろうと思わずにいられません。
で。続いて実際に覗いた時のあれこれを。
16倍という倍率ですが、昼、遠くのものを見ている分には、思っていたよりも手持ちで行けます。
とは言え、鳥見は微妙かもしれません。
というのも、目標の鳥が枝を渡ったり羽ばたいて飛んだりすると、すぐ見失ってしまうのです……。巣の観察など、動かない目標を見るのために使うのが良いかもです。
三脚を使った星見は良いですね!(手持ちは手ブレでまったくダメ)
星の数はかなり増えます。当然、10x50よりも見える範囲がせまくなりますが、その分、区域内の星が沢山見える感じに。
後、夜の月見が凄いです。
三脚を使って目に飛び込んでくる月がどーんっ!
やっぱいいですよ、倍率が高いのは!
春先、ベランダに椅子を置いて、膝の上のノートパソコンで作業をしながら、時々三脚につけた双眼鏡を覗き込む……なんてことをしてみたいです。(冬は寒く、夏は蚊でダメなので、できる季節は限られるのです)
Yukon Furutus 16x50、生産終了っぽい感じなので入手するのはむずかしいかもしれませんが、ニューミラージュでしたら16倍が簡単に買えます。BK7プリズムのモノコート機になりますが、評判を見ていると悪くないようですし、そちらを試すのがいいかもしれません。(KenkoのBK7のモノコート機、30mmと42mmの二台持っていますが、普通に双眼鏡してます。実用品です)
16倍機はもとより数が少なく、選んで買うこともできませんし、ニューミラージュ以上のものとなると、スペックが少し上がるごとに予算が倍々になっていきますしね……。
Kenko 双眼鏡 New Mirage 16×50 ポロプリズム式 16倍 50口径 スタンダードタイプ ブラック 103171
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2005/03/10
- メディア: エレクトロニクス
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Sony MDR-Q68を買ってみた。【耳掛け型ヘッドホン】
Sonyの耳掛けヘッドホン、MDR-Q68を買ってみました。
前に買ったMDR-Q38と同じく、これも結構いけるんじゃないでしょうか。
普通にいい音鳴ってます。
ここらは絶滅危惧種の耳掛け型の強みですね。
しっかりした音を出していなければ絶滅しているので、生き残っている機種はある程度のクオリティがある機種、というわけです。
MDR-Q38との違いは、耳掛けの部分が若干太くなって、より良いつけ心地になっていること。そして若干の音質の上昇……だと思います。
とは言え、音質に関しては個体差かもしれません。(傾向は同じでそこまでの違いは感じられませんでした。若干良くなっているかも……という感じです)
二千円台から三千円台なら、Koss KSC75の方がいい音だと感じます。
MDR-Q38をお持ちの方は、無理してQ68を買い増す必要はないでしょう。
【国内正規品】KOSS オープン型ヘッドホン 耳掛けタイプ KSC75
- 出版社/メーカー: Koss
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ただ、MDR-Q38を気に入った方は、Q38が壊れた時、MDR-Q68を買うのはありだと思います。耳掛けの部分の若干の改善のお陰で、より耳が痛くなりにいですから。
音はまろやかで温かみをもっています。
バランス型で、良い意味での普通の音。
刺激や迫力がないことを物足りなく感じるかもしれませんが、合う曲には合うと思いますし。
……いえ、それこそが、MDR-Q38とMDR-Q68の素晴らしい良さなのかもですね。
だって、耳掛け型ヘッドホンの格安機って高域寄りがほとんどで、バランスのいい普通の音をだしてくれるものってなかなかありませんから。
耳掛け型で、普通の音を聞きたい人にオススメです。
20000円前後までの予算でおすすめしたい双眼鏡
■ 20000円前後までの予算でおすすめしたい双眼鏡
◇ Vixen アスコット ZR 8x42 / 10x50
天体観測向け。手持ちでは重たいし、10倍ゆえに手ブレが大きいが、三脚を使えば素晴らしい見え味となる。
フレアやゴーストが抑えられている。
明確にこれ以上の見え味となると、かなりの予算が必要。
そういう意味ではコストパフォーマンスは良い。
【8x42】(所有機)
〈星見〉 ◎-: 月が綺麗。星もなかなか。
〈鳥見〉 ◯ : 筋肉な人専用。ベランダ派向け。
【10x50】(他のフルマルチコート10x50とアスコットZR8x42から推測)
〈星見〉 ◎ : 月が大きめで綺麗。星もいける。ただし手ブレに注意。
〈鳥見〉 ◯ : 筋肉な人専用。ベランダ派向け。
◇ Kowa SV32-8 / SV42-8
野鳥観察入門の定番機の一つ。
価格的にもこなれている。
デザインの好き嫌い意外に、大きな欠点の無い入門用機種。
【SV32-8】(店頭での試し見と手持ちの一万円台8x32ダハより推測)
〈星見〉 ◯-: 月はなかなか。星もいける。
〈鳥見〉 ◎ : 鳥見入門に。
【SV42-8】(店頭での試し見と手持ちの一万円台8x42ダハより推測)
〈星見〉 ◯ : 月はなかなか。星もいける。
〈鳥見〉 ◎ : 32mmよりも明るい。ただし利便性は悪くなる。
◇ Kowa BD25-8
クリアな見え味で海外の評価も高い。
野鳥観察だけでなく、ウォーキング入門機としての定番。
32mmが重い人に強くオススメしたい。日本製。
〈星見〉 ◯ : 月はいける。星もすっきり見える。
〈鳥見〉 ◎ : すっきりとした見え味。暗いところを見るには少々弱い。
〈観劇〉 ◯ : 悪くない。
〈散歩〉 ◎ : コンパクト機らしい軽さ。見え味も良い。
Kowa 双眼鏡 ダハプリズム式 8倍25口径 BD8x25 BD25-8GR
- 出版社/メーカー: コーワ
- 発売日: 2013/09/24
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◇ Nikon ミクロン 6x15
大正時代に生まれたニコンのミクロンを復刻させたもの。
デザインと機能性からかなりの人気。
見え味は良いが、目幅が広い人には合わない可能性があるので注意。
※似た機種すら持っていないため、適性別コメントはなし。
Nikon 双眼鏡 ミクロン 6×15 ポロプリズム式 6倍15口径 M6X15 (日本製)
- 出版社/メーカー: ニコン
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◇ その他、コスパが高そう&性能が良さそうな機種のピックアップ
・ FUJINON KF 8×42 H : フジノンのケンコーOEMは性能の割に他社より少し安いものが多い気がする。
・笠井トレーディング 2.3x40 WideBino28 : 対空双眼鏡。星が沢山ある場所で。
・PENTAX AD 8×36 WP : 32mmを買う値段で36mmが手に入る。
・OLYMPUS 10×42 EXWPI : オリンパスのハイエンド。海外での評価が極めて高い。(参考:allbinos : Binoculars ranking 10x42)
10000円前後の予算でおすすめしたい双眼鏡
今回は一万円前後の予算でオススメしたい双眼鏡です。
一万円前後ともなると双眼鏡の種類に幅が出てきます。
このブログでも最高クラスにオススメしているPentax Papilio II 6.5x21や、最適の入門機Kowa YF30-8もこの価格帯です。
皆様の双眼鏡選びの参考になれば幸いです。
【特性の目安】
・項目 : 星見、鳥見はすべての機種に。
・項目 : 観劇、散歩は25mm級以下の機種に。
・基本 : ☆ > ◎ > ◯ > △ > X
・それぞれに[+][-]が付くことも。
◇ Kowa YF30-8
激安価格で買えるポロ型防水マルチコート機。
双眼鏡は二十台以上持ってるけど、このYF30-8のコスパは異常。
逆光性能の良くなさなどの欠点もあるがそれ以上に視界のクリアさが魅力。
ピントリングが甘く、デザインも賛否両論ある。
最初に買う一台としてはトップクラスのオススメ。
というか迷った場合、コレにしておいた方がいい。
ただし星見中心の方は、よりレンズの大きく、三脚につけられる物の方が良さそう。
〈星見〉 ◯ : 月はなかなか。星は可。三脚がつけられないことに注意。
〈鳥見〉 ◎ : 入門機としてオススメ。逆光に弱い。
◇ Kenko プロフィールド 7x32
Kowa YF30-8と比較して負けているのが防水なことくらいコスパ機。
YF30-8と比較した場合、わずかな差でプロフィールドの方が見やすいかもしれないと思えるくらい素晴らしい見え味。なのに、BK7かつマルチコート。(この機種のお陰で、BK7とマルチコート機の基準を見直さなければと思ったくらい)
三脚に取り付けられるのも素敵。
ベランダでの使用がメインだったり、防水を気にしない環境なら凄くオススメ。
〈星見〉 ◯ : 月はなかなか。星は可。
〈鳥見〉 ◎ : 入門機としてオススメ。逆光に弱い。
◇ Pentax Papilio II 6.5x21
まごうことなき名機。
対美術館&博物館用では唯一かつベストな双眼鏡。(特許技術関連の絡みで、おそらく類似品は登場しない)
他に双眼鏡がなければ、星見や鳥見も充分こなせる実力を持つ。
双眼鏡に興味がない人にも強くオススメしたい双眼鏡。
一家に一台あれば家族が全員幸せになれる。
鳥見で双眼鏡を探している場合も、自宅の庭に来る鳥を見たいならこのPentax Papilio II 6.5x21がベスト。他の双眼鏡だと偶然近くにいる場合、焦点が合わない。
〈星見〉 △ : 月は意外と見れる。星見は別の双眼鏡を。
〈鳥見〉 ◯-: 悪くはない。ただし雨の日は無理。
〈観劇〉 ◯-: 可。
〈散歩〉 ◎ : 最高級の自然観察機。ただし、雨の日は無理。
〈鑑賞〉 ★ : 美術館や博物館用途でのベスト。
◇ Nikon 遊 4x10
コンパクトなボディに高い光学性能。
さすがニコンと思わせてくれる観劇想定機。
防水がないため、スポーツ観戦で使う場合は晴れの日に。
アイレリーフが10mmしかないので、メガネさんは注意。(持っていない理由……)
※似た機種すら持っていないため、適性別コメントはなし。
◇ Sightron Si 5x25 SWA
超広角機。
星や鳥といった「もの」を見るのではなく、それらを含めた「景色」を見るための双眼鏡。
非防水。使用は晴れの日のみに。
すごくお気に入りだが、下記の特性別評価となると低い点数になってしまう。(特性別評価は、使い分けを前提としておらず、あくまで一般的な用途でつかった場合を数字にしているため、このシーンで使うから最高! というのを点数に反映しにくいのです……)
MIZAR-TEC SW-550も同じ工場の製品だと思われるが、光学性能までまったく一緒なのかは不明。
〈星見〉 △-: 月見は微妙。星座をざっくり見るのはあり。
〈鳥見〉 ◯ : 鳥を見るというよりも、撮影のための導入のための道具。鳥を見るなら、群れを眺めるために。
〈観劇〉 ◯ : 席にもよるが、ワイド視界が見やすい。ただし、逆光にはものすごく弱い。
〈散歩〉 ◯ : 非防水なのが残念。超広角を活かし、桜並木や町並みといった景色を見る目的なら◎。
◆ 星見のための双眼鏡
星見や月見の場合、一万円の双眼鏡や二万円の双眼鏡を手で持つよりも、三脚や一脚と自由雲台と双眼鏡アダプタで手ぶれを少なくした方がよく見えます。
鳥見と違って、観察対象が急に動くことはありませんしね。
予算ギリギリの良い双眼鏡を買おうと思わず、アダプタが取り付けられる双眼鏡ならびに、三脚(一脚)を購入することをお考えください。
その上で、一万円台でおすすめの双眼鏡は次になります。
◇ Kenko アートス 7x50 / 10x50 / 12x50
Kenkoのポロ型マルチコート防水機。
New MirageはBK7とモノコートだったが、Bak4とマルチコートにランクアップ。周辺部がより綺麗になっている。
【7x50】(ケンコーのマルチコート7x50機 UltraView 7x50 SPからの推測)
〈星見〉 ◎-: 月はなかなか。星もいける。
〈鳥見〉 ◯ : ベランダ派ならいける。
【10x50】(ケンコーのフルマルチコート10x50機とマルチコート機からの推測)
〈星見〉 ◎-: 月はなかなか。星もいける。できれば三脚か一脚が欲しい。
〈鳥見〉 ◯ : ベランダ派ならいける。
【12x50】(12倍機を持っていないため、掲載なし)
5000円前後の予算でオススメしたい双眼鏡【入門編、初心者向け、最初に買う一台】
■ 予算が五千円前後でオススメしたい双眼鏡
予算が五千円前後でおすすめの機種を厳選しました。
参考にしていただけると幸いです。
(なお、ここの管理人は筋肉が普通+少々程度はある成人男性です。重さの判断は違ってくる可能性があります)
【特性の目安】
・項目 : 星見、鳥見はすべての機種に。
・項目 : 観劇、散歩は25mm級以下の機種に。
・基本 : ☆ > ◎ > ◯ > △ > X
・それぞれに[+][-]が付くことも。
◇ KOWA SV25-8
現在(2017年02月)の価格なら、双眼鏡入門として最高にオススメ。
2016年11月までは8000円以上してた機種。どういう理由なのかは不明だが、アマゾンでの価格が急落して今の価格に。(双眼鏡は時々こういう超特価商品が出てきます)
25mmダハ型同士で比べるなら、一万円以上の機種には適わないが、一万円以下の機種ならほぼ同格。(全部覗いたわけではないので例外はあるかも)
今、5000円までの予算で、とにかく双眼鏡を一台……ということならコレ。
ただしベランダ派や屋内コンサート中心なら、他のレンズの大きい双眼鏡か、次のPentax 8x21 UCF Rが良い。
〈星見〉 △ : 月は可。星も可。
〈鳥見〉 ◯-: 一万円超えの機種と比べると性能は落ちるが、コスパは充分。
〈観劇〉 ◯-: 軽さ的にも悪くない。ただ、暗いシーンには弱い。
〈散歩〉 ◯+: 軽くて小さい。突然の降雨や汗にも対応できる。
追記。2017年03月、残念ながら価格上昇。5000円オーバーの機種になりました。
また5000円を切った時に確保してみてください。
◇ Pentax タンクロー 8x21 UCF R
ポロ型。
KOWA SV25-8よりも見え味がスッキリしているため、よりクリアに見たい人向け。
防水はないが、小さくて携帯し易い。(折りたたんだSV25-8と同じくらい)
両者を比べてみて、Pentax 8x21 UCF Rの方が安かったら買い。
あるいは、屋内コンサートなど、水に濡れない場所での使用なら。
予算に余裕があるか、価格にあまり差がないなら、Pentax 8x21 UPもオススメ。
〈星見〉 △+: 月はあり。星もあり。
〈鳥見〉 ◯+: 入門用としてなかなか。ポロ型のスッキリした見え味。
〈観劇〉 ◯ : 悪くない。暗さと強い光源に弱い。
〈散歩〉 ◯+: 軽くて便利。ただし、突然の降雨に弱い。
◇ KENKO Do Nature 7x18
予算がどうしても1000円前後しかないならこれを。
ひとまず遠くは見える。
見え味は微妙。
遠くは見えるが、それだけ。おそらく買って後悔する。
元を取りたいなら月見を。
満月は苦手だが、少しでも欠けていると意外といける。(満月もフレアが出まくるがそれなりに見れる)
星見はかなり微妙。
散歩だと、遠くのものを見つけたり、文字を読むくらいならなんとかいける。
あと、夜間の方があらが目立ちにくいのか、意外と見える。
〈星見〉 X+: 月は意外と行けなくもない。星は不可。
〈鳥見〉 △-: 小さい丸の中に鳥が見えるなあ……という感じ。
〈観劇〉 X+: せっかくの劇やコンサートをこんな双眼鏡で観るなんて……。
〈散歩〉 △-: 遠くの文字を読むなどの用途なら。
◇ KENKO 8x25 MC SG Twist-up
予算が3000円までのコンパクト機ならこれを。
見え味は価格なりだが、3000円前後という値段から想像する程に悪くはないが、良くもない。
今(2017年02月)なら1000円足せば、Pentax 8x21 UCF Rが買えるのでそちらを。
(Kenko 8x25 MC SG Twist-UPが評価されていた時代は、Pentax 8x21 UCF Rが5000円した。今のように8x21 UCF Rと価格差が余りないなら、わざわざ8x25 MC SG Twist-upを買う必要はない)
また、コンパクトなものなくても大丈夫なら、Enkeeo 10x42 FMCがあるのでそちらを。
〈星見〉 △+: 月はいける。星もあり。
〈鳥見〉 △+: あくまで価格なりだが、使えなくはない。
〈観劇〉 △ : 悪くはないが、強い光源にかなり弱い。
〈散歩〉 △+: SV25-8やタンクローの手軽さに比べて少し大きい。雨に弱い。
Kenko 双眼鏡 8×25 MC SG Twist-Up ポロプリズム式 8倍 25口径 ツイストアップ見口 BN-101164
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: エレクトロニクス
◇ Kenko New Mirage 8x42 / 10x50 / 16x50 / 7x50
BK7プリズム由来の周辺部の歪みやボケはあるが、中心部はスッキリよく見える。
対物レンズが40mmから50mmあるのにこの価格は手頃。
5000円前後で、星見優先なら、三脚も使えるため今のところベスト。
意外と軽いのも良い。
天体観測をしたい人には10x50をオススメするが、月がメインなら12x50、16x50もあり。(月を見るなら高倍率の方が楽しい)
ただし12倍、16倍の場合、三脚の使用が前提。(星見で16倍を手持ちで使った場合、手ブレで10倍の手持ちよりも見えない。大きな目標である月見の場合でも、なんとかより良く見える一瞬がある……という程度。ただし、月が東西の低い空にあり、双眼鏡を斜め上に傾けなくても見れるなら、手持ちでもいけなくもない)
野鳥観察ベランダ派なら、小型の双眼鏡を買わず、このNew Mirageシリーズでも行ける。8x42、7x50、10x50くらいまでがオススメ。(一般的に手持ちは10倍までと言われている)
なお、野鳥観察のためにNew Mirage 8x30を買うつもりなら、予算をもう少し足して、Kowa YF30-8の方が良いと思う。
【8x42】(所有機)
〈星見〉 ◯+: 月は結構いける。星もなかなか。
〈鳥見〉 ◯ : 大きく重さいが像の中心部はいける。ベランダ派向け。
【10x50】(BAK4フルマルチコート10x50機とNew Mirage 8x42からの推測)
〈星見〉 ◎-: 月はかなりいける(8倍とは意外に違う)。星もいける。
〈鳥見〉 ◯ : 大きく重いが像の中心部はいける。ベランダ派向け。
【16x50】(BAK4マルチコート16x50機とNew Mirage 8x42からの推測)
〈星見〉 ◎-: 月は素晴らしい。星は視野が狭いが細かくたくさん見える。三脚が必要。手持ち16倍は手ブレがひどい。月見はまだなんとかなるが、星見は手持ち10倍機よりも見えない。(手持ちだと推奨倍率が10倍までという理由がわかる)
〈鳥見〉 △+: 大きく、重い。視野が狭く鳥は探しにくい。羽ばたかれたり枝を渡られたりするとすぐに目標を見失う。三脚に載せ、木の上の巣を観察するといった用途なら。
【7x50】(BAK4マルチコート7x50機とNew Mirage 8x42からの推測)
〈星見〉 ◯+: 月はいける。星はなかなか。
〈鳥見〉 ◯ : 大きいが、ベランダ派なら。
【12x50】(微妙な12倍機しか持っていないため、掲載なし)
◇ Sightron safari 5x20
五倍ゆえに手ブレが少なく、広い視野を得られる低価格機。
2017年02月現在、5400円くらいで買える。
ポロ型由来のスッキリとした視界が素敵。
とても使い勝手の良い機種。
〈星見〉 △+: 月はかなり小さくて微妙。星が沢山見える場所で星座を見る方向け。
〈鳥見〉 ◯ : 鳥そのものを見るのは少し倍率が小さいが、視界が広いため鳥を探すのには凄く便利。撮影がメインの方に推奨。視界が広いのはものすごく便利。渡り鳥の編隊などはいい感じ。用途が合えば◎。
〈観劇〉 ◯ : 大きくない会場やそこまで離れていない席での利用なら◎。
〈散歩〉 ◎ : 携帯性と視界は良い感じ。どちらかというと景色を見るための双眼鏡。結構近くも見れるため、自然観察にも合う。ただし防水がないので雨の日は注意。
◇ Enkeeo 10x42 FMC
激安中国製ダハ機。
この価格なのに粗悪品ではなく、普通のダハ機としての充分見える。
42mmゆえに若干重いが、ベランダから鳥や星をちょっと見る程度なら充分。
大きくてもしっかりした双眼鏡を格安で欲しい方に強くオススメ。
ただし、強い光に弱い。
〈星見〉 ◯ : 良いとは言えないが、悪くない。
〈鳥見〉 ◯ : 重いが、充分。
enkeeo 双眼鏡 10x42 FMC 高解像度 BAK-4 ダハプリズム式 防滴仕様 ツイストアップ式 眼鏡にも裸眼にも対応 スポーツ観戦/コンサート/キャンプ/狩猟/監視など用
- 出版社/メーカー: enkeeo
- メディア: その他