イヤホンとヘッドホンと漫画とアニメとお酒と双眼鏡とパソコンな日々

「声」が素敵に聞こえるイヤホン、ヘッドホンの探求。(アニメ、映画、声優、ノベルゲーム、アニソン、ボイスドラマ、その他音声作品向け) 双眼鏡は天体観測、野鳥観察、自然観察、コンサート、ウォーキング。 他、漫画、アニメ、パソコン、お酒などのブログ。

Yukon Furutus 16x50を買ってみた。【月見用、16倍双眼鏡、50mm】

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 月を楽しむには倍率を挙げるのが効果的です。

 ところが、持っている双眼鏡の最大倍率は10倍。

 月見用のものをと高倍率かつ50mm以上のものを探したのですが、12倍、16倍、20倍の双眼鏡は数が少ないんですよね……。

 

 お気軽に買える価格だとKenko ニューミラージュに12x50と16x50があるくらい。

 さらに上を探すとなると、一気に額が上がってしまいます。

 

 手頃な価格でいいスペックのものがないかと探した時、Yukon Furutus 16x50が目に入りました。

 日本語のレビューがほとんど見当たらなかったのですが、海外のサイトを見ていると悪くはないようです。(Yukonはベラルーシの会社で、レビューにはロシア語が多いのです)

   

 迷った結果、海外の方のレビューと直感を信じてポチリと押したのです。

 

  Yukon Furutus 16x50

 

 結果は大正解!

 16倍は8倍の二倍ですよ二倍!

 単純に言っても、月が8倍双眼鏡の二倍の大きさで見えるのです。

 

 すばらしいくらいの大迫力!

 なるほど、スカイマスターの15x70が売れている訳です。(私はスカイマスターの色収差が気になってスルーしたので、比較などはできないのですが)

 

  

 さて。

 Yukon Furutus 16x50の性能ですが、予想していたよりも色収差が少ないです。

 もっとビルの端とか電線が緑や紫に光るのかなー、と思っていましたが、他の機種と同じくらいにとどまってます。

 ただし、糸巻き収差は結構きつめで、遠くのビルの窓とかをみるとあからさまに歪んでいます。とはいえ、許容範囲内。

 

 問題は喪失防止用のアイキャップが見口にくっついてることですね……。

 視度調節をしたときに、そのアイキャップもぐるぐるまわるわけですが、覗き込んだときにこれが本当に邪魔で邪魔で……。なんでこんな設計にしたんだろうと思わずにいられません。

 

 

 で。続いて実際に覗いた時のあれこれを。

 16倍という倍率ですが、昼、遠くのものを見ている分には、思っていたよりも手持ちで行けます。

 とは言え、鳥見は微妙かもしれません。

 というのも、目標の鳥が枝を渡ったり羽ばたいて飛んだりすると、すぐ見失ってしまうのです……。巣の観察など、動かない目標を見るのために使うのが良いかもです。

 

 三脚を使った星見は良いですね!(手持ちは手ブレでまったくダメ)

 星の数はかなり増えます。当然、10x50よりも見える範囲がせまくなりますが、その分、区域内の星が沢山見える感じに。

 

 後、夜の月見が凄いです。

 三脚を使って目に飛び込んでくる月がどーんっ!

 やっぱいいですよ、倍率が高いのは!

 

 春先、ベランダに椅子を置いて、膝の上のノートパソコンで作業をしながら、時々三脚につけた双眼鏡を覗き込む……なんてことをしてみたいです。(冬は寒く、夏は蚊でダメなので、できる季節は限られるのです)

 

  Yukon Furutus 16x50

YUKON 双眼鏡 Futurus 16×50 16倍 50口径 22034

YUKON 双眼鏡 Futurus 16×50 16倍 50口径 22034

 

 

 Yukon Furutus 16x50、生産終了っぽい感じなので入手するのはむずかしいかもしれませんが、ニューミラージュでしたら16倍が簡単に買えます。BK7プリズムのモノコート機になりますが、評判を見ていると悪くないようですし、そちらを試すのがいいかもしれません。(KenkoのBK7のモノコート機、30mmと42mmの二台持っていますが、普通に双眼鏡してます。実用品です)

 

 16倍機はもとより数が少なく、選んで買うこともできませんし、ニューミラージュ以上のものとなると、スペックが少し上がるごとに予算が倍々になっていきますしね……。

 

  Kenko New Mirage 16x50