超広角双眼鏡サイトロン SI 525 SWAを買ってみた。【5倍、ダハ型、Sightron、25mm、5x25】
買おう買おうと思いながら2016年に買えなかった超広角双眼鏡なのですが、新年だからと自分に言い聞かせて財布の紐を緩め、この機にえいやっと買ってみました。
ポチったのは超広角機として有名なサイトロン SI525 SWA。
とどいたブツをさてさてと覗き込み──。
──はい。最高。
広角双眼鏡愛好家がたくさんいらっしゃる理由がわかりました。
視界が広いというのは、それだけでものすごい魅力なのです。
ぱっと覗いてうわっと広がる景色。
……ああ、……そうなんです。
今書いて気付きました。この双眼鏡で目に入ってくるのはまず景色なんです。
普通の双眼鏡では、まず対象物に目をやります。
ですが、このサイトロン SI525 SWAは広い景色が目に入ってくるんです。
もちろん弱点はあります。
普通の双眼鏡並には重いこと。防水ではないこと。
「目当て」がないこと。(ゴム式もツイストアップもありません)
また、夜、明るさは充分なのですが、強い光源が有るとゴーストがうようよし、フレアが結構出ます。(もっともここらは、一万円以下のダハ型なので、コスト的に無理な話かもですが)
ですが、景色の広がりが見渡せる大きな魅力の前には、それらの弱点は些細なことです。
スポーツ観戦やコンサート向けとして凄く良い機種だと思います。(ただし、ナイターや、照明の多いコンサートではフレアの関係で見づらくなるかもしれません)
鳥見のサブ機としても、大活躍すると思います。
特に、鳥探しの導入に最適だと思います。広い視界でサッと見つける。一万円以下のダハ型とは思えないくらい、明るくてクリアなので、本当見やすいですしね。
これを山登りに持っていって、山頂から遠くを見たい。
夜景を見渡したい。
光害の無い所で、満天の星空を見たい。
そう思わせてくれる双眼鏡なのです。
2017年02月追記。夜景はダメでした。夜間、光源に向けるとフレア出まくりかつ画面が白みます。強い光にかなり弱いですね。同様に月見もダメです。天体観測だと、星座を見るのはいい感じですが、星自体は普通の見え味の良い双眼鏡に負けます)
同じ5倍双眼鏡で比較すると、Sightron safari 5x20の方が見え味は良いです。
最短合焦距離も含め、より多くの場で活躍できるのはsafari 5x20の方だと思います。
その上で、さらに広い景色を見たいとなれば、SI 525 SWAをおすすめしたいです。
他の双眼鏡でも、一、二度の違いで広く見えたりするのです。
SI 525 SWAが持つ数度の違いは大きいです。
普通の双眼鏡が遠くの「もの」を見るのに対し、SI525 SWAは「景色」を見れます。
超広角に興味がありつつもお持ちでない方は、今のうちに是非!
広角好きというのは、双眼鏡という狭い世界の中の、さらに狭い一角ですしね。
過去の超広角機と同じく、気がつけばいつの間にかディスコンになってしまい、過去の双眼鏡レビューを指を加えて羨ましそうに見ているだけ……ということがありえますから。
SIGHTRON 双眼鏡 ダハプリズム5倍25mm口径 スーパーワイドアングル SI525SWA SIB63-0551
- 出版社/メーカー: サイトロンジャパン
- メディア: Camera
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追記。
このブログを御覧の方々に教えていただきました。
サイトロン SI 525の弱点は非防水であるところと、見口がないところ……と書いたのですが、Visionking 5x25はそれら弱点を克服し、しかも相当に良い価格(6980円+送料)で販売しているようです。
- 出版社/メーカー: Visionking Optical
ここの管理人はまだ購入していないので、あくまで紹介という形に留まるのですが、この記事のコメント欄や、アマゾンのカスタマーレビュー欄(Visionking 5x25)に双眼鏡をたくさんお持ちの方々によるレビューが投稿されているので、参考にしてみてくださいませ。