耳かけ型ヘッドホン Panasonic RP-HZ47を買ってみた。
耳かけヘッドホン入門として、RP-HZ47を買ってみました。
アマゾンなら、600円ちょっとで手に入ります。
以下、簡単にレビューを。
・100円ショップのもののと比べると装着感、装着性はかなり良い。
・パット見、いいものに見える。(手に取ると安い)
・音質は軽め。音量を上げるとジャリついている。
・音量が低いままなら、良い感じに聞こえる。室内向け。
・腰高で中高域中心。低音が薄い。
・右側の方がコードが長い。(手にとってすぐに左右がわかる)
・音の傾向をいい方向に評価するなら、軽くて明るい。清涼飲料水サウンド。(悪く評価するなら、軽くて浮ついた安っぽい音)
・ソロボーカル、ソロバイオリンなど、一つのパートをゆっくりすすめるだけなら、それなりに聞こえる。(多くの楽器が同時になるとジャリつく)
・耳掛け型全般に言えることだが、音場はイヤホンと比較して広め。ただし、耳元周りで音がなっている感じ。
・解像度は良いとは言えない。
・ボーカル、声はかなりしっかり聞こえる。(この価格帯にしては珍しく力強さもあるが、声の端がジャリ付いている時も多い)
・低音を出す楽器は行方不明。
・開放型ゆえに曇りはあまりなく感じる。また、装着時の篭もり感がないのも良い。
・ただ、耳に何か挟まってる感じは拭えない。まだ慣れていないので微妙に違和感を感じるだけかもだけど。(メガネを変えた時みたいな感じ。例えば、Creative Aurvana Airのイヤーフックは装着感がよかったが、耳掛け型のヘッドホンは概ね若干なれが必要なのかもしれない)
・ボイスドラマは結構いい感じ。ただし分解能はないため、セリフが重なっていると声量が小さいほうは聞こえにくい。一人の声優が話している分には大丈夫。
・つけ心地と価格からして、ボイスドラマなどを聞くときに寝ホンとしての選択は大いにあり。(寝ホンはおすすめしませんが……)
正直、良いヘッドホンとは言えません。
高音よりで、音質はよくなく、楽器が増えるとごちゃつきます。
とは言え……、この価格では充分にありです。
1000円以下のイヤホンやヘッドホンでまともなものが少ないのを考えると、600円でこれだけ聞ければ充分かつリーズナブル。
実際、アマゾンの耳掛けヘッドホンジャンルの中では一番売れているようですし。
カスタマーレビュー(RP-HZ47)にもたくさん投稿がされています。
ジャンルを選べば使えると思います。
低音があまり出ないのですが、おかげで声があまり埋もれません。
安っぽさも、明るさも含めて、炭酸の入った清涼飲料を飲んでいる音質……とでも言うのでしょうか。味わいや深みはないかもしれませんが、カラッとした音楽を聞くのに合いそうです。
音質が良いとは言えないので、打ち込みやサウンドトラックは微妙かもしれません。
一方、ボーカルは結構ハッキリ聞こえるので、youtubeやニコニコ動画などで歌ってみたをかけ流しする時、とか……でしょうか。
楽器数が多いのは苦手なので、少なめのものを……。
クラシックとかは避ける方向で。
あと、やっぱりボイスドラマが合いそうです。(……ただし、ボイスドラマに合うよりよいヘッドホンはたくさんあるので、耳掛け型が好きで、高音が好きで、部屋でボイスドラマを聞く人、と極めて狭いカテゴリの人のみが使いこなせる感じですが)
しかし……。
今回改めて耳かけ型をいろいろ買ってみましたが、耳掛け型、結構いいですね。
食わず嫌いでした。
耳掛け型最上位と言われるAudio-technica ATH-EW9に手を出すかどうかは別として、評価が高いKoss KSC75あたりは買ってみようかと思います。
追記。
2016年03月、Koss KSC75、さっそく買いました。
2017年01月、Auduo Technica ATH-EW9も買っちゃいました。