Denon AH-D600EMを買ってみた(レビュー)
今回購入したのはDenon AH-D600!
出た当初は五万円近く、一年ほど前は三万数千円したと思うのですが、2015年現在はなんと2万円半ばで入手できる状況に。お高い時も評価が高かったのですから、この破格の値段なら買わないわけには行きません。
海外でも評価は高く──。
AH-D600(アメリカ):★4.5(75)
AH-D600(イギリス):★4.6(56)
AH-D600(ドイツ):★4.4(54)
と、どの国でもとても売れているようです。
(日本よりもレビュー数が多いのはすごいです)
以下、個人的レビュー。
・密閉型なのに音場がすごく広い。
・解像度と分解能が相当に高い。
・おかげで音像がすごくシャープ。声や楽器の輪郭がはっきりしている。
・高域から低域までのレンジが広い。
・同価格帯の密閉型の中ではなかなかの解像度。
・電子音の表現が素晴らしい。サントラが最高! トランスも最高! エレクトロ最高! 打ち込みやダンス、ロックなんかにすごく合う。
・数年前から十年ほど前にブームだった同人ゲームや、現在のフリーゲームの音楽に合う。(打ち込みメインのため、それらの音に迫力が乗る。サウンドモードにして曲を聞くとき、AH-D600ばかり使ってる……。音声のない作品をプレイするとき、超おすすめ)
・全体的に、低音と高音の両側で魅せるものが得意。ドンシャリ気味。
・どちらかと言えば独特な機種。
・性能の高さゆえに、音質が悪い圧縮音源が苦手かも。youtubeを流して聞いていると割れた感じに聞こえるものがある。(日本のメーカーのミュージックビデオとかダメなのが多い。海外メーカーはあんなに音質がいいのに)
・相性の良いのは男性ボーカル。
・「音質の良い女性ボーカル」には力強さが宿る。
・だけど「音質の悪い女性ボーカル」とかなり相性が悪い。音が割れて濁る。
・音場が広すぎる故か、ボーカルが若干遠い時がある。
・海外の曲を聞くと超かっこ良く聞こえる。先に少し触れた音質の良さと関係あるのだろうけれど、海外の発音にも合うのかも。
・金管楽器の音が深くて綺麗。
・レコーディングが良い海外の曲で本領を発揮。解像度の高さと美音で超聞かせてくれる。
・箱がすごく豪華。さすがは定価5万のヘッドホン。
・もちもちイヤーパッド最高!
海外の曲(全体的に音質がものすごく良いのです)にものすごく合います。
打ち込みが得意で、ダンスミュージック系、トランス、エレクトロ、EDMと言ったジャンルにものすごく向いてます。(現在、ダンスミュージックを聞くときのメイン機です)
フリーゲームの音楽や同人ゲームの音楽にものすごくオススメです。(ただし、本当に音源が悪いものはあらを探してしまい、割れた音になるので注意)
バイノーラル録音の音源にものすごく合います。
音場が広く、音像もシャープなので前後左右がしっかりとわかる感じ。耳の後ろで囁かれている時、本当にそこにいるような感触が味わえます! (ただし、曲と一緒の声は曲に埋もれて遠くなるため、音声オンリーの音源をおすすめします)
2万から5万円くらいの密閉型をお探しで、迫力の低音と繊細かつ刺激ある楽器描写、解像度の高さ、美音というワードにピント来たらものすごくオススメです!