バードウォッチング向け双眼鏡は色々なところで記事にされています。
ですが、あくまでアウトドアとしてのバードウォッチング向け双眼鏡であり、自宅の庭で楽しまれる方に向けた内容ではありません。
そこで、自宅の庭に来た鳥を家の中から観る……という観点から双眼鏡を選んでみました。
通常のバードウォッチング向け双眼鏡と違うのは、
1. 最短合焦点距離が短い方が良い。
2. 倍率は高すぎない方が良い。
3. 防水にこだわらなくても良い。
という感じです。
特に1が重要で、これを忘れて選んでしまうと、庭の近めの場所に鳥が来た時、ピントが合わないなんてことがありえます。(なんやかんやで普通のバードウォッチングとは違う基準になります)
■ Sightron Safari 5x20
五倍の低倍率双眼鏡です。
自宅の庭に来た鳥を見るなら、これで充分な場合がほとんどです。
最短合焦距離も短く、二メートルくらいの距離の枝にとまってもピントが合います。(実際には、1.5mくらいでも合う)
画質はクリアで、明るさも有り、手ブレがほとんどなく、コンパクトで扱いやすい機種なこともあり、カスタマーレビュー(Sightron Safari 5x20)で高い評価を受けています。
赤と黒のカラーバリエーションがあります。
SIGHTRON 双眼鏡 ポロプリズム 5倍20mm口径 SAFARI 5×20 ワインレッド SAB021RD
- 出版社/メーカー: サイトロンジャパン
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
■ Nikon ミクロン 6x15
大正時代に発売された歴史あるミクロンを復刻させたのがこちらです。
手のひらにちょこんと乗るコンパクトサイズの双眼鏡ですが、その見え味は双眼鏡マニアをうならせるほど。
まさにポケットサイズであるため、愛好家は多く、総じて高い評価を受けています。
倍率は六倍ですし、最短合焦距離も短いですし、場所も取りません。
■ Pentax 8x21 UCF R
長い間コンパクト入門機の定番として君臨し続けている機種です。
8x21というサイズながら、非球面レンズを使っており、同価格帯のライバル機たちから一歩抜け出した見え味を誇ります。
価格はできるだけ抑えたい……という方はこれ一択で良いと思います。
見え味は、下手に一万円前後のダハ機よりもいいですし。
PENTAX 双眼鏡 タンクローR ポロプリズム・センターフォーカス式 8倍21mm有効径 8×21UCF R 62209
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: Camera
- この商品を含むブログ (9件) を見る
■ 天体観測兼用機を兼ねる場合
正直に言うと、天体観測専用機を別に買っちゃった方がいいです。
天体観測向けとなると、レンズ径が40mmか50mmあるものがおすすめなのですが、やっぱりごっついです。
それなら、先に紹介したSightron Safari 5x20か、Pentax 8x21 UCF Rかのどちらかを買って机の上に庭の鳥専用機としておいておき、三脚あるいは一脚にくっつけた天体観測用の双眼鏡を別途用意するほうが、それぞれに特化したものができてかつ、ある程度の性能も確保できる気がします。
Sightron Safari 5x20とPentax 8x21 UCF R、それぞれ5000円前後の予算で入手できますし。
その上でなお、一台だけで済ませたいのでしたら、Kowa BD42-8XDか、Nikon モナーク 7 8x42がオススメです。40mmのレンズを持っている割には小型で、机の上に置いていてもそれほどスペースを取りません。また最短合焦距離も短めです。
見え味も素晴らしく、この上のクラスとなると十万以上するハイエンド機となってくるほど。
ただし、これら二台とも三万円から四万円台します。
予算があるのでしたら、ものすごくオススメの機種なんですけどね!
Nikon 双眼鏡 モナーク7 8x42 ダハプリズム式 8倍42口径 MONA78x42
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2012/08/09
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る