JVC HA-S500を買ってみた。【オンイヤー型ヘッドホン】
JVC HA-S500を買ってみました。
低価格帯の名機と呼ばれているのに、今までスルーしてたことを謝りたいです。
……ナメてました。
これ、凄く良いヘッドホンです。
弾む低音と音そのもの魅力。
2000円台で買える音響機器としては格別だと思います。
このブログの守備範囲で語ると、合うのはアニソン。
低域が強く楽しいのに、ボーカルが埋もれていません。
サントラもなかなかですが、高域の伸びがちょいと足りない……という感じです。
後はロックやEDM、ポップスといったジャンルに凄く合うと思います。
ただし……。
装着感は良くなく、つけていると耳が痛いですね……。
ある程度大きな箱を噛ませてしばらく放置し、閉じる力を弱めたほうがいいかもしれません。
逆に言うと、大きな弱点はそれだけ。
低価格帯のオススメとして、色々なオススメまとめに追加していきたいくらいの逸品です。
JVC HA-S500-B 密閉型ヘッドホン 折りたたみ式 ブラック
- 出版社/メーカー: JVCケンウッド
- 発売日: 2012/07/10
- メディア: エレクトロニクス
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天体観測のためのおすすめ双眼鏡【入門機と定番機】
■ 天体観測向けの双眼鏡
天体観測で双眼鏡を使う場合、大きく三つのターゲットがあると思います。
1.「月」を綺麗に見たい。
2.「星や銀河や惑星」を見たい。
3.「夜空」を綺麗に見たい。
この三つ、同じようですが微妙に違います。
「月」を素敵に見るには、倍率が重要で、コーティングの良さと見え味が必要です。
「星や銀河や惑星」を綺麗に見るは、レンズの大きさと倍率と見え味が重要で、収差の少なさも必要です。(もっとも、銀河や惑星がターゲットの人は、双眼鏡よりも望遠鏡の方が良いかもしれません)
「夜空」を綺麗に見るには、視界の広さと見え味が重要で、収差の少なさも必要です。
これらを総合して、天体観測には7x50の双眼鏡がベストとされてきました。
ひとみ径が7mmと大きいため、光害の少ない場所での観測で、最大限の効果を発揮するためです。(ひとみ径については下記のサイトを参考にしてみてください)
● Nikon Sport Optics | 双眼鏡の基礎知識 | ひとみ径
ところが都市部では、夜の光害の影響で、ひとみが広がるのは5mm程度だと言われています。その為、8x42や10x50といったひとみ径が5mm前後の機種にも人気が広がるようになりました。
もし、光害が少ない場所で天体観測できるならひとみ径が7mmのものを、光害が多い場所(都市部)が中心なら5mmのものを基本に探してください。
また、三脚がつけられるか否かは重要です。手ブレが起きる手持ちとは段違い……というか、微光星は三脚がなければまともに見えません。
以上を踏まえ、推奨される条件を上げてみます。
◇◇◇◇ 推奨される双眼鏡 ◇◇◇◇
◯ ひとみ径が4mmから7mmのもの : 暗い時に開くひとみを活かすのに必要です。
◯ レンズ径の大きいもの : 最低30mm、できれば50mmある双眼鏡がおすすめです。微光星をとらえることができます。
◯ 倍率が適切なもの : 手持ちだと6倍から8倍が適切です。三脚を使うなら、二十倍くらいまで可能です。
◯ コーティングが上質なもの : フレアやゴーストや収差が少ない双眼鏡がおすすめです。(もっとも、これは実際に使ってみなければ分からない部分なのですが……)
◯ 広角なもの : 「夜空」や「星座」を見たい場合、広角双眼鏡が活躍します。
◯ 三脚がつけられるもの : 三脚を使うことができればかなり多くの星が見えるようになります。
基本的に、三脚取り付け可能な7x50、8x42、10x50あたりのポロ型双眼鏡を選んでおけば大丈夫です。
後は予算と照らし合わせ、無理のないものを買うのがオススメです。(双眼鏡は大手メーカーならば、おおむね値段に性能が比例します。同じ型で、倍率も値段も似ていれば、だいたい同じ性能になります)
では逆に、選んでは行けない双眼鏡はどんなものでしょうか。
簡易説明付きでリストアップしておきます。
◆◆◆◆ 選んではいけない双眼鏡 ◆◆◆◆
X レンズ径の小さなもの : レンズの大きさは集光力に直結します。25mm以下の双眼鏡は星見にはあまり向きません。
X 倍率が高すぎるもの : 天体観測向け双眼鏡を選ぶ場合、手持ちでは10倍まで。三脚や一脚をつかって10倍から20倍というのが一般的です。間違っても、30倍や100倍といったものを買わないでください。
X ズーム式 : ズーム式双眼鏡はダメな場合が多いです。
X オートフォーカス、フリーフォーカス : その時点でダメです。
以下、おすすめな双眼鏡の具体名をあげていきます。
■ オススメの天体観測向け双眼鏡(入門編)
◇ 【入門機(定番)】 Kenko New Mirage 7x50 / 8x42 / 10x50
スペック的にはBK7プリズムでモノコートですが、これが馬鹿にできません。
持っているのは8x42ですが、下手なダハ機よりもよく見えます。
周辺部は微妙ですが、レンズ径に比例した集光力もきちんとあります。
光害のない地域では7x50、光害のある地域では10x50(あるいは8x42)がオススメです。
Kenko Tokina ケンコー 双眼鏡 New ミラージュ Mirage 10x50W
- 出版社/メーカー: Kenko Tokina
- メディア: ジュエリー
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◇ 【入門用(月見専用)】 Kenko New Mirage 16x50+三脚(一脚)
あくまで月見専門なら……ということで選んだ場合の機種です。
十六倍は単純計算すると八倍の二倍の大きさで月が見れます。(実は同じ八倍でも像の大きさが違ったりしますので、双眼鏡によって違います)
月見専用と書きましたが、星見も充分可能です。
手持ちだと絶対に手ブレするので三脚か一脚が必要です。
月が大好きな人はご一考ください。(他の方にはあまりオススメしません)
Kenko 双眼鏡 New Mirage 16×50 ポロプリズム式 16倍 50口径 スタンダードタイプ ブラック 103171
- 出版社/メーカー: Kenko(ケンコー)
- 発売日: 2005/03/10
- メディア: エレクトロニクス
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■ 天体観測向けの双眼鏡の定番機紹介
以下、名前だけですが、天体観測向けの定番機と言われているものを紹介しておきます。
ご予算と用途にあわせてお探しください。
◇ 【特殊用途】 笠井トレーディング 2.3x40 WideBino 28
◇ 【定番機】 Nikon 7x50 SP / 10x50 SP
◇ 【定番機】 Fujinon 7x50 FMT-SX / 10x50 FMT-SX
◇ 【高級機】 Nikon 18x70T
◇ 【高級機】 Canon 18x50IS
■ このブログの天体観測関連記事
このブログで過去に紹介した天体観測向けの双眼鏡にかかわる記事を紹介しておきます。
この記事で紹介してきた切り口とは違う角度から双眼鏡を紹介しています。
Micro SDから再生できる便利なワイヤレスヘッドホンを買ってみた。【GRDE、耳掛け型ヘッドホン】
GRDE社のワイヤレスヘッドホンを買ってみました。
Micro SDスロットがあり、ヘッドホン単独で曲が聞けます。
これが実に便利なのです!
音はまろやか系。
高域が薄く、低域かなり多めで、ボーカルが凄くスモーキーです。(声そのものは結構ハッキリ聞こえてきます)
解像度も分解能も良くなく、声と低音のメインパート中心に聞こえます。
広くはない防音室の中で上手な人が歌っているのを高域が出ないフィルターを通して聞いている……という感じです。
こう書くと悪い評価に聞こるかもしれません。
実際クリアさとは異なった音であり、細かな表現は苦手です。
ですが、出す音全体をトータルとして考えると、これが意外と味わい深い場所に落ち着いているのです。
尖りのない音と適度にスモーキーな声と多めの低域があいまって、曲とボーカルが音楽という川で一緒になってゆるやかに(曲によっては勢いを持って)流れてくるような感じがするのです。
ポルタプロが独特のノリの良さで評価が高いのと同様、このGRDEのワイアレスヘッドホンはこれはこれで評価したいです。
作業用BGM再生機として優秀だと思います。刺激的なはずの曲も角が取れ、集中の邪魔をしにくいです。特にアニメやボイスドラマや同人音声を流している人には合うかもしれません。声に刺さりがなくゆったり聞こえてきますから。(もちろん、いい声を聞くなら声の再生に向いたヘッドホンがオススメです)
リラックスミュージック系にも合うと思います。
まろやかで、高域が薄めなため、全体がすごくゆったりしていて落ち着くのです。
クラシックの一部の曲にも合うでしょう。
入眠用に使うのも良いかもしれません。
原音忠実性という観点からは評価できないヘッドホンですが、良い商品だと思います。実際結構お気に入りで、他に持っているワイヤレスヘッドホンよりも、これを使っちゃってますしね……。
他の方の評価も意外と高いです。
◯ カスタマーレビュー(GRDE Bluetooth ワイヤレスヘッドフォン)
弱点は、音量の調整に慣れが必要なこと。
立ち上げ時のガイドの声が大きいこと。
普通の耳掛け型くらいに耳が痛くなりうること。
遮音性は無い……というか音が漏れ漏れなこと。(基本散歩用か、自宅用です)
頭の凄く大きい人には入らない可能性があること。
トータルとしてはオススメです!
私は散歩用、家事用、作業用として使っています。
Micro SDカードがあればそれだけで曲が聞けるというのは、ものすごく大きいと思うのですよ!
GRDE Bluetooth 4.1スポーツイヤホン ワイヤレスヘッドフォン マイク内蔵 耳掛け式 耐汗 ノイズキャンセリング機能搭載 (998)
- 出版社/メーカー: GBest Buy
- メディア: エレクトロニクス
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POLVCDG YH03を買ってみた。【インナーイヤー型イヤホン】
POLVCDG YH3を買ってみました。
1000円くらいで買えるインナーイヤー型です。
これ、価格を考えるとむちゃくちゃよくありません?
音場の広さと解像度と音質が凄く良いです。
そして、このブログ的には声が近いのが嬉しいです!
1000円で買えるレベルのイヤホンじゃないですよ。(以前、低価格インナーイヤーの名機SE-CE521が1000円以下だったことは忘れた)
先日、おすすめのインナーイヤー型のラインナップを変更し、K's 64ohmを加えたばかりなのですが、正直これを入れちゃうのもありですね……。K's 64ohmはバランス型で、こちらは高域&立体感あり……という違いはあるかもですが。
デザインやカラーはこっちのほうが良いので、外に持っていく方はPOLVCDG YH3の方が良さそうですし。(というか、このPOLVCDGってなんて読むのでしょう……?)
・声は近く、ハッキリ聞こえる。
・解像度は高め。
・筐体のおかげか、音が広く、立体感がある。
・明るめで刺激的な音。ただし、軽めの音でもある。(伝わるかどうかわからないけれど、炭酸のようなイメージの音。軽いけど爽やかで刺激的)
・音質の悪さに反応してしまい、声に金属的な音が混ざることもしばしば。(音質の良い音源をつかっても、高域寄りゆえに、キンキンする場合があります)
インナーイヤー好きなら、コレクションの一つとして買っちゃっても良いのではないでしょうか。価格からするといい感じですし。
カラーバリエーションにピンクがあるインナーイヤーってほとんどありませんしね。
オススメです!
小さくて耳に収まるPhilips SHE3590を買ってみた。
寝ホン特集ということで、Philips SHE3590を買ってみました。
おっ、これ、価格を考えるとなかなかじゃないでしょうか。
私がPhilips社の音作りが好きということもあり、若干贔屓目な部分があるかもですが、1000円から2000円で買えるイヤホンの中では、声が凄く聞きやすいです。
低域も高域もそこまで迫力がない代わりに、声の聞き安さに力を入れた感じ……とでも言うのでしょうか。すっと耳に入る声になっています。
耐久性は悪くありませんが、寝ホンとしても悪くないです。
横になっても耳を痛めることはありませんし。(ただし、寝ている間に耳からこぼれてその上に顔を押し付けることになった場合、この楕円形は若干痛いかもしれません)
寝ホンうんぬん抜きにして、2000円以下の低価格帯で、声をメインに聞きたいのでしたらオススメです。といっても……今は品切れが多いようですけどね……。
寝ホンで有名なMaxell HP-CN14を買ってみた。
寝ホンで有名なカナル型イヤホン、Maxell HP-CN14を買ってみました。
音質は良いとは言えません。全体的に軽く、少しシャカシャカ鳴る感じ。
低音は強くないです。ドンシャリならぬトンシャリという感じ。
とは言え、ひどい音ではありません。
強いて言うならクリア系で、充分普通に聞けるイヤホンですし、2000円以下で買えるイヤホンと考えるなら、コスパは高い方だと思います。
いい部分はボーカル。
結構聞きやすく、特に男性ボーカルに合います。
寝ホンとしては確かに有能で、転がっても特に苦痛じゃありません。
ただし、これは使用感に差が出る部分ですので、カスタマーレビュー(HP-CN14)などをご覧になって、使っている人の声をご覧になった方がいいかもです。
マイベストな寝ホンはAGPTeKの睡眠ヘッドホンなのですが、HP-CN14の倍の値段しますしね……。
庭に来た鳥を見るための双眼鏡【バードウォッチング、鳥見】
バードウォッチング向け双眼鏡は色々なところで記事にされています。
ですが、あくまでアウトドアとしてのバードウォッチング向け双眼鏡であり、自宅の庭で楽しまれる方に向けた内容ではありません。
そこで、自宅の庭に来た鳥を家の中から観る……という観点から双眼鏡を選んでみました。
通常のバードウォッチング向け双眼鏡と違うのは、
1. 最短合焦点距離が短い方が良い。
2. 倍率は高すぎない方が良い。
3. 防水にこだわらなくても良い。
という感じです。
特に1が重要で、これを忘れて選んでしまうと、庭の近めの場所に鳥が来た時、ピントが合わないなんてことがありえます。(なんやかんやで普通のバードウォッチングとは違う基準になります)
■ Sightron Safari 5x20
五倍の低倍率双眼鏡です。
自宅の庭に来た鳥を見るなら、これで充分な場合がほとんどです。
最短合焦距離も短く、二メートルくらいの距離の枝にとまってもピントが合います。(実際には、1.5mくらいでも合う)
画質はクリアで、明るさも有り、手ブレがほとんどなく、コンパクトで扱いやすい機種なこともあり、カスタマーレビュー(Sightron Safari 5x20)で高い評価を受けています。
赤と黒のカラーバリエーションがあります。
SIGHTRON 双眼鏡 ポロプリズム 5倍20mm口径 SAFARI 5×20 ワインレッド SAB021RD
- 出版社/メーカー: サイトロンジャパン
- メディア: Camera
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■ Nikon ミクロン 6x15
大正時代に発売された歴史あるミクロンを復刻させたのがこちらです。
手のひらにちょこんと乗るコンパクトサイズの双眼鏡ですが、その見え味は双眼鏡マニアをうならせるほど。
まさにポケットサイズであるため、愛好家は多く、総じて高い評価を受けています。
倍率は六倍ですし、最短合焦距離も短いですし、場所も取りません。
■ Pentax 8x21 UCF R
長い間コンパクト入門機の定番として君臨し続けている機種です。
8x21というサイズながら、非球面レンズを使っており、同価格帯のライバル機たちから一歩抜け出した見え味を誇ります。
価格はできるだけ抑えたい……という方はこれ一択で良いと思います。
見え味は、下手に一万円前後のダハ機よりもいいですし。
PENTAX 双眼鏡 タンクローR ポロプリズム・センターフォーカス式 8倍21mm有効径 8×21UCF R 62209
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: Camera
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■ 天体観測兼用機を兼ねる場合
正直に言うと、天体観測専用機を別に買っちゃった方がいいです。
天体観測向けとなると、レンズ径が40mmか50mmあるものがおすすめなのですが、やっぱりごっついです。
それなら、先に紹介したSightron Safari 5x20か、Pentax 8x21 UCF Rかのどちらかを買って机の上に庭の鳥専用機としておいておき、三脚あるいは一脚にくっつけた天体観測用の双眼鏡を別途用意するほうが、それぞれに特化したものができてかつ、ある程度の性能も確保できる気がします。
Sightron Safari 5x20とPentax 8x21 UCF R、それぞれ5000円前後の予算で入手できますし。
その上でなお、一台だけで済ませたいのでしたら、Kowa BD42-8XDか、Nikon モナーク 7 8x42がオススメです。40mmのレンズを持っている割には小型で、机の上に置いていてもそれほどスペースを取りません。また最短合焦距離も短めです。
見え味も素晴らしく、この上のクラスとなると十万以上するハイエンド機となってくるほど。
ただし、これら二台とも三万円から四万円台します。
予算があるのでしたら、ものすごくオススメの機種なんですけどね!
Nikon 双眼鏡 モナーク7 8x42 ダハプリズム式 8倍42口径 MONA78x42
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2012/08/09
- メディア: Camera
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